「お前はウルトラ警備隊かっ」
どなただったのかもうわからなくなってしまったが、note毎日更新のコツとして音声入力を薦めている方がいた。
なるほど、その都度サッと録音する習慣があれば、思いついたことを逃してしまうことは防ぐことができる。なにより、フリック入力やキーボードに抵抗がある人にはありがたいだろう。推敲はあとからいくらでもできる。
私はPCとスマホで連携できる「toodledo」というアプリでto doを管理していて、いまやこれがないと1日たりとも業務は回らない。
まだスマホが出現する前だった20年前の海外駐在当時、to do管理はICレコーダーでやっていた。「やるべきことを思いついた際にその場で録音」という狙いは冒頭のnote術と同じだ。
難点は一覧性がないことだった。「やるべきこと」が20も30も溜まってくると、チェックするのが億劫になって、見逃しが増える。これでは意味がない。
もっとも抵抗感があったのは、機械に向かって話しかけることだ。同業他社さんや現地スタッフにも「またやってるんですねえ」とニヤニヤされていた。
これは数年前まで装着していたアップルウォッチでも同じ。電話を受けることもできたが、腕に向かって話しかけている姿は、ウルトラ警備隊のモロボシ・ダンそのもの。この恥ずかしさは決してウルトラセブン世代特有でもなく、あらゆる人が感じるのではないか。
ネタ探し、執筆、推敲・・・自分にとってnote執筆の楽しさはいろいろあるが、思いついた言葉のあれこれをキーボードで打つことも楽しいものだ。私が「ウルトラ警備隊ごっこ」に乗り出すことは、やっぱり金輪際ないだろう。
(22/5/31)