富士山を仰ぎ見るということ
早めの正月休みで家族と御殿場アウトレットにいる。
開店直後なのに駐車場への道はかなりの渋滞ぶりで、「なーんだ、みなさんもうお休みになってる方も多いやん」てところ。少しだけ罪悪感も下がろうというものだ。
アラカンオヤジに物欲はなんてものがないのは相変わらずで、ランチ後は家族を放し飼いにしてスタバでのんびりタイム。まあ、これはこれで幸せな時間である。
とにかく富士山が近い。日本人も、いつの間にまた増えた外国人観光客も、パチパチと盛んに写真を撮っている。
その雄大さを真正面にすると、時間と周囲の喧騒がスーッと遠ざかるような不思議な気分になる。気持ちが伸び伸びしてくる。
他方。
「ああ、これが大噴火でもしたら、日本経済は壊滅。人類の発展の歴史にも影響しちゃうんだろうな」という想像も浮かぶ。
東日本大震災の被災者が「長生きし過ぎてイヤなものを見た」と述懐していたのを聞いたことがあった。
来年はいよいよモロカン(モロに還暦)の年。
雄大な富士山は癒しの存在だけにしてほしいなー。
(22/12/28)