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Photo by
nojimadesu
「頑張れ、ランラン」
ことしは日中国交50周年。パンダのカンカンとランランが上野動物園にやってきのも50年前になるらしい。
動物園が大行列になった。子ども心に「パンダとモナリザの大行列」は昭和日本の記憶の象徴になっている。
ランランつながりでいつも連想することがある。
リンリンランランという双子の姉妹ユニットがいて、「リンリンランラン、りゅうえん。りゅうえん行って、幸せ食べよ~」というCMを盛んに放映していて、耳に残っている。
検索してみると「りゅうえん」は芝にあった「留園」で、もう閉店しているそうだ。行ってみたかったな。
そのパンダのランランが病気で重篤になった。検索してみると死んだのは1979年9月だから、私は高校1年生だった。
ついに死んだ日、クラスはその話題でもちきりになったが、私はそれを知らなかった。「え?新聞には『頑張れ、ランラン』」って載ってたよ」。ところが、ほとんどの級友たちの自宅の新聞には「死んだ」とあったのだという。
この時に、新聞には複数の〆切時間が設定されていて都心から遠いほど古い版が配達される、と知った。「お前の家、どれだけ田舎にあるんだよ」と、しばらくの間大いにバカにされたものだ。
いま、高校生はほとんどのニュースにスマホ経由で接するのだろう。40年前は高校生にとっても新聞の地位はこれだけ高位にあったのだ。
「新聞ネタ」が2日連続になったが、特に他意はない。
(22/11/6)