「男は臭い」の炎上
フリーアナウンサーがX(旧Twitter)に投稿した記事が炎上し、事務所との契約を解除されるまで発展した。
ご本人としては「男性の中には体臭に無頓着な方もいるし、いろいろ気をつけましょうね」という軽い気持ちの書き込みだったのだろう。私もその程度にとらえていた。
実際彼女は「気付かぬうちに不快にさせることが誰しもあるから、できる範囲で清潔感を保つことが大事(ということです)」と直後に“釈明”している。投稿の主旨が「臭い」ではなく、後段の「気をつけましょう」だったと言いたいわけで、それも理解できる。
しかし当初の書き込みの前段は「男は臭い」と男性に限定して“非難”をしていたわけで、では、これが逆に「女は臭い」であればこのご時世に許されない発言であることがすぐにわかる。
怖ろしい。
何が「怖ろしい」かといえば、当初この話題を見た私は「この発言、事務所をクビになるほどひどいのかな?」と思ってしまったことである。問題の根幹を理解できておらず、炎上に関する記事を漁っているうちにやっと理解に至ったのである。
“炎上”については、「死んでくださーい」の書き込みでついに芸能活動休止にまでなったフワちゃんの問題もあった。こちらについても私は「軽いノリでやったのだろうな」という理解が先に立ち、本質をとっさに理解できていなかった反省があったばかりである。
気軽に毎日綴っている匿名note。それだけにこうした私の無頓着さが随所に“漏れて”いるかもしれないとゾッとした。こうした事例をしっかり理解しながら、感覚を常にアップデートしておく必要がある。
(24/8/12)