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【海日記】#14 チョウチョウウオの仲間がたくさん出てきてにぎわいを見せた海【葉山】

2021年9月12日に行ってきました葉山・芝崎でのフィンスイム&磯でごろごろで見つけた生き物を紹介します。この日は潮回りの関係でフィンスイムによる魚の観察が中心でした。

1. 9月12日の潮回り

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この日は中潮。昼間の干潮では78cmまでしか干かない日でした。秋から冬にかけての時期は一番干く時間帯が夜中になるので、磯遊びは少しやりにくいシーズンなのです。
今回は干潮時刻の14:12をはさんで2時間程度遊んできました。

2. 葉山・芝崎海岸までの移動からエントリー

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いつものように逗子駅から葉山・芝崎に向かいます。
まだまだ気温は高いので、夏の残り香を感じに海に向かう人が多いようで、普段通りにバスは混みあっていました。
それでも夏のピークに比べればかなり空いていますけどねw

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12時ごろに芝崎の磯に到着しました。
ご覧の通り、まったく干いていません(笑)

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磯に降りる階段も下から3段目くらいまで水没しています。
潮位100cmくらいの時間帯だと磯に渡る時に腰から胸のあたりまで水に浸かって渡ることになります。
泳ぐ分には関係ないことではありますが、さすがにちょっと早く着きすぎた感じです。
潮回りを見てもここから大きく干くことはないので、今回はフィンスイムを中心に生き物を探しました。

3. フィンスイム中に出会った生き物

フィンスイムは体力を結構使うので、フィンスイム中心と言っても1時間程度です。

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チョウチョウウオ。
死滅回遊魚の代表選手ですが、この個体のサイズだとおそらく越冬しています。昔に比べて水温が下がらなくなってきているので、死滅回遊魚が死滅しなくなってきているのです。

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この日はチョウチョウウオが10匹くらいまとまって泳いでいる様子を観察できました。この時期によく見かける魚だとはいえ、数多くで群れているとやっぱり熱帯の魚特有のきれいさ・かわいさがありますね〜。

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トゲチョウチョウウオの比較的大きめの個体も見つけました。このサイズになると幼魚特有のかわいさは消えて、凛々しい姿になります。
近くのチョウチョウウオとの小競り合いが発生していました。

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カワハギ。
とてもおいしい魚なので釣りの対象魚としても人気です。芝崎の堤防で釣りをしている人の中にはカワハギを狙っている人もいるのでしょうか?(ほとんどはクロダイ狙いだと思います。)
頭から伸びる糸状の角が見られないのでこの個体はメスですね。

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ハコフグ。
幼魚から制御になりかけの中途半端なサイズですね。小さなヒレをちょこちょこ動かして泳いでいるので、どのサイズであってもその大きさなりのかわいさがあります。泳ぎ方の特徴からもわかるようにそんなに速く泳げる魚ではありませんので、網を持っていれば結構簡単に捕まえられます。

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ボラ。
川の河口付近に住む魚なので芝崎ではよく見かけます。40cmくらいのサイズの魚が群れて泳ぐので思いの外迫力があるんですよね〜。
あまり食用になる話は聞きませんが水がきれいな水域のボラだと結構おいうしいという話もあります。ボラの卵巣を塩漬けにしたものがカラスミです。高級珍味ですね!

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ボラは雑食性の魚なので、岩についている苔や海藻なんかを齧っている姿をよく見かけます。食べ物の状況によって身が臭くなるので、釣り人からはあまり好まれないのでしょうね…。
ちょうどいい感じに光があたって「ザ・光り物」という感じの写真になりました。

4. 磯をごろごろしながら出会った生き物

潮回りの関係でそれほど浅瀬が出てこない日なので、磯ごろごろは控えめです。

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ゼブラ模様のきれいなタカラダイの仲間を見つけました。
タカラガイの仲間は外套膜と呼ばれる体の部分で貝殻をおおって移動します。この状態で刺激すると外套膜を引っ込めてきれいな貝殻が見えてきます。

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ちょっと刺激するだけでこうなります。真っ白なきれいな貝殻ですね!!

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オウカンウミウシ。
たぶんオウカンウミウシだと思います。このタイプのウミウシってちょっとの違いですぐ別の種類になるから見分けづらいんだよなぁ…。他の磯ではちょくちょく見かけていますが、芝崎では初めて見つけました。

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ヤツミノウミウシ。
タイドプールでもごく浅いところにいるウミウシですが、今日は水深20cmくらいのところにいました。
ということは今日の水深20cmはいつもの磯遊びのごく浅いタイドプールと同じ環境なのですね…。まあ、わかっていたことではありますが…w

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オカダウミウシ。
困った時のオカダウミウシと個人的に思っているくらいどこにでもいます。ただし体長1〜2mmと極小ですが…
普通のウミウシはベリジャー幼生期という海中を漂う時期があるのですが、オカダウミウシは卵の中で幼生期を終えて、この姿で卵から出てくることが知られています。

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観察ケースを使わなかったので、とりあえずヤドカリを捕まえて、観察ケースに入れてみました。

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ホンヤドカリでした。
ヤドカリは目の色、触角の色や模様、爪の色・形・模様でみわけることができます。結構奥が深いので、のめり込む人も結構いるようです。

5. EXIT

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2時間程度遊んだところで本日は終了。
このくらいの潮位の日もそれなりに楽しめはしますが、やっぱり潮位30cm以下になる日のほうが好みですw
シーズン的にもなかなか昼間に潮位が下がらなくなるので、夜磯探索をやってみようかしら??

それではまたどこかの磯でお会いしましょう〜♪

前回はこちら↓
【海日記】#13 かわいい顔しているけど実は猛毒のカニです【真鶴】

前回の葉山はこちら↓
【海日記】#12 濃厚接触してるウミウシを見かけた…【葉山】


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