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親が楽めることをしよう
レジャーは最高の学びの機会
我が家が塾なし受験をしようと思ったのは、レジャー、特に自然体験を思い切り楽しませたいという理由もあります。自然体験は非認知能力が上がる!と喧伝されているところもあり、子どもが生まれるときから気にはなっていました。(非認知能力について思うところはありますが、別記事で)
当然レジャーにはお金がかかります。しかし経験は一生もの。子どもに比較的時間があるうちにやっておきたい。しっかりレジャーをやるなら、塾通いのお金は難しいかなぁ…と思ったのが塾ナシの決断理由の一つでもあります。(遊び惚けて勉強できなくなる。というのでは本末転倒ですが)
親が好きなことをやろう
我が家だけではないと思うのですが、親が一緒に楽しめないアクティビティや習い事は「ちょっとだけやってみた」で終わる傾向があるなぁと。お金も時間も、調整するのは親なわけで。
子どもが熱望すれば別ですが、そうでないものについては日々のインプットも少なくなるし、お金も時間もかけるのが面倒くさくなる。
たとえばキャンプについて、友人は「なんで苦労して引越しみたいなことしなきゃいけないの?汚れるしお金かかるし」と言っていました。これについては全く否定しません。
マラソン大会で「なぜこんな長距離を走らなければいけないんだ」、登山で「なぜ山を登らなければいけないんだ」と思った経験がある人は多いと思います。私は、いまでもスキーに関しては「なんで寒い思いをして汗をかかなくてはいけないのか」と思っている派です。
結局は興味の問題なので、家族全員(特に親)が好きなことをやればいいと思います。家族の誰かがしらけてると「じゃあ来るなよ」って言いたくなるしね。全員が楽しいと思えるものが一番ですね。
自然体験:キャンプ
公園もほとんどないような超都心で育った私は、自然体験というものに縁がありませんでした。(祖父母宅が田舎にあったので、それは良かった)。郊外で育った夫と結婚して、自分がだいぶ世間知らずだと気付き、子どもにはしっかりと自然体験をさせたい!と思って始めたのがキャンプです。
キャンプをするためには車が必要(一般的には)。そのためには車を持つ必然性がある場所に住む。というわけで今の住まいを決めたくらいには「子どもには、自然体験を与えるぞ」というのが根幹にあります。
現在、真夏以外は月に一回のペースでキャンプに行っています。キャンプでいいところは「自然が遊んでくれる」ということ。大人が遊び方を逐一指導するのではなく、危ないこと、やってはいけないことだけを伝えて、あとは自然に遊んでもらいます。
これをやると親は最低限の見守り、もしくは自分も一緒に探検や冒険ができるので退屈しません。(どうやってもラクをしたい)
設営や火おこしといったキャンプのノウハウはもちろん、周りの動植物や石の組成等、その季節・地域ごとの特色を学べます。
家ではできない火を使った実験などに挑戦できるのもありがたいです。
自然体験:釣り
特に釣りは、学びが多いレジャーだと感じています。季節や場所によって釣れる魚が違います。それを調べて準備をして、釣って、さばいていただく。自分が釣った魚の命をいただくという、基本的な食育とともに、魚の生態や、魚の体のつくりなど、いっぺんにいろいろと学ぶことができるのでおすすめです。
ちなみにこちら、長女はじっくりと竿を垂らして待っていますが、長男はすぐに飽きるようで、向き不向きはあるんだなと思います。姉が釣った魚をバケツに入れて観察しているほうが好きなようなので、それぞれの楽しみ方があってよいのかなと。
動物園や科学館・博物館については後ほど別記事で。
お読みいただきありがとうございました。