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子どものほうが多様性を理解していた
YouTube・ゲームともに敬遠しがちな我が家
我が家ではYouTubeは見ていません。きっと少数派なのかなと思います。教育がどうこうという話ではなく「私たち夫婦が、YouTubeというコンテンツを好まない」ということが大きいです。
趣味のキャンプのロープワークや釣りの仕掛けのつけ方、ピアノのお手本など、映像や音声で見るとわかりやすいものだけに使っています。
夫婦そろってIT畑にいることもあり、周りは生まれた時からYouTubeを見せている家庭も少なくありません。完全に私たちは少数派です。
ゲームでいいなと思うのは、特に任天堂のゲームですが非常にクリエイティブです。ただこれも、夫婦そろって興味がないので取り入れていません。
小学生時代のトラウマとコンプレックス
ロスジェネ世代に育った私たち夫婦は、マスマーケティングのど真ん中で育ちました。「こういう層はこういうものを好むよね」という市場でそだったので「みんな」という枠から外れることはとても大きな恐怖でした。
トレンディドラマ全盛期だったのですが、小学生には刺激が強いと判断した母により検閲がかけられ、見ることができませんでした。でも周りはみんな見ているので、話題について行けず寂しかった覚えがあります。なんでうちだけダメなんだろう…?と思っていました。
「子どもが生まれたら、親検閲はかけず、周りの環境に合わせてコンテンツを提供できるようにしよう!」と誓いましたが、実際のところ現在に至るまで「自分が興味がないから」という理由でYouTubeやゲームを取り入れていないことに、若干の負い目を感じないでもありません。
子どものほうが多様性を理解している
ママが専業主婦の家、リモートワークの家、毎日出社が必要な家、など、大人も多様な働き方ができるようになってきました。その結果、時間の使い方や優先順位もみんな一緒ということではなくなりました。
近年の教育熱の高まりで、低学年から塾に行く子、たくさん習い事をすることも珍しくなくなった一方、自由になる時間(可処分時間)が多く、団欒に充てる家庭、YouTubeやゲームをする家庭もあります。
実はこれらの「家庭ごとの環境の違い」を、実は子どものほうが受け入れている。何かについて「みんなどうしてる?」と聞くと「○ちゃんはこうだけど、△ちゃんはこう。みんな違うからよくわかんない」という回答が非常に多いです。
これは娘の「他人のことに興味ない」というドライな性格のせいかもしれませんが、少なからず時代、環境の影響もあるかと考えています。
モデルケースはないけれど、生きやすくなった
それぞれの地域に相応しい社会的なふるまいというのはあると思います。ただ、生活がバラバラなことで「これをやらなくては仲間外れにされる」ということが、本当に少なくなったと感じています。
いい時代になったなぁ。
ただ、こどもが「○ちゃんが持ってたからほしい!」というものに関しては自分の好みは置いておいて、まずはいったん耳を傾けてみようとは思っています。
お読みいただきありがとうございました。