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中学受験やらないことリスト

中学受験(受検)の方向に進みたいのは、今のところ親である私なので、親である私自身の決意表明として記しておきます。受験が終わったご家庭の方が読まれたら「そんな生易しい世界ではないよ」と思われるかもしれませんが、そんな時はそっ閉じでお願いします。

中学受験は親の受験

実際に勉強するのは子ども自身ではあるものの、お金を出す、送迎する、勉強環境を整える等、親がやらなくてはいけないことはとても多い。その中で大きな割合を占めるのが「情報収集」だと思っています。大人のほうが情報収集に長けているし、生きてきた年月の長さという、経験のアドバンテージから情報の取捨選択も早い。だからこそ冷静になれない部分もあると思うのです。本格的に参戦する前に「やらない」ことを書いておいて、見返そうと思いました。

お金のこと① 課金しすぎない

渦中にいると分からなくなるから、のちの自分のためにも書いておきます。課金しすぎないこと。どこからが「しすぎ」なのかは現時点でははっきりということはできません。ただ言えるのは、課金をして得られるものは期待ほどにはないだろうということ。
「課金ゲー上等!」と言わなくてはいけない局面がきたら、それはもう撤退の合図なのではないかなと。

お金のこと② 何がなんでも私立中学に進学するという考えをしない

サンクコスト効果というか「ここまでやったんだから、私立中学に行かないと」と思ってしまうかもしれない。そんな考えで進学してもいいことはないよ、と未来の自分に言っておく。公立中学から公立高校受験、私立中高一貫、それぞれに良い点がある。どこからが撤退ラインか今のうちに挙げておいたほうがいい

生活のこと① 睡眠を削らない

四当五落という言葉ありますが、睡眠をしっかりとらないと体が作られない。運動神経がよくなれとか背を伸ばせとかではなく、体力がないといざというときに粘れない。短時間集中でしっかりと課題をこなす力を養いたいなと思うのです。時間までに課題がおわらなかったら強制終了です。

生活のこと② 机に向かう時間を多くしない

上記と同じく、だらだらやればいいというものではないと思うのです。課題は課題として認識しつつ、必要以上の時間を机に向かわせないようにしたい。このラインがどれくらいかはわからないですが、目指す成績に対してどこまで到達したかを目安にして調整したいと思うのです。
そのためには親である私がどんな工夫ができるかが問われているなぁと思うのです。目標としては、小3のうちは1日1時間程度、週末なら3時間が限度かなと思うのです。

親のスタンスのこと① 熱量はそれほど高くないふるまいをする

よく言われることですが、子どもは自分より熱量が高い人間に対して引く傾向があるそうです。私はあまのじゃくな子どもだったのでよくわかります。熱血とか結構引く。
子どもが楽しめるのは熱血よりも面白さだと思うのです。「学ぶのって楽しいな」という一瞬を積み上げさせることに注力して、熱量はこのnoteなどで発散できればと思っています。

その他 絶対に言いたくない言葉

公立中、受験(受検をしない人)を馬鹿にしない

我が家の地域は中学受験をする家庭のほうが多いとはいえ、中学受験をする=賢い、学力が高いというわけでは決してないのです。確かに先取りをする部分もあるでしょうがそんなのは一瞬のこと。選民思想は大人になっても尾を引きます。受験戦略は家庭やその子それぞれです。

「お金がない」と言わない

常に切実な経済状況ですが「お金がない」とは子どもには言いません。「ある」とも言わないけれど。言わなきゃいけない局面は出てくると思いますが、今かけるお金と将来得られる価値について、なるべく事実のみを端的に伝えたいと思います。

「課金ゲー上等」「お前にいくらかけてると思ってるんだ」

これもお金のことです。本当に切実ですね、お金って。お金をかけたからって子どもが自分の理想通り動くわけではないのです。お金を出すと決めたのは親なのでその責任を子どもに押し付けるような言動は絶対に避けたいと思うのです。

「やらないんだったら辞める?」

これ、親に言われてイヤだったランキング上位です。子どもに「やめる?」と聞いたところで「そんなこと言ったってどうせ「やめない」といわせたいんでしょ」と、親を信用しなくなるだけです。いよいよこの言葉を出す局面になったら、まず自分の指導が間違っていなかったかを考えたい。そのうえで、どうすれば子どもが楽しく勉強をできるか考える。もう無理だなと思ったら「やめよう」と声をかける。
個人的にここまでこじれてしまったあと持ち返すのは女児に関しては厳しいと思うので、そうなる前に手を打ちたい。

まとめ

中学受験(受検)はとてもハードだとは思いますが、やりきる大切さや勉強習慣として、とてもやりがいがあるものだと思います。なにより早い時期に特に理社の知識をつけることで世界の解像度が上がると考えています。

でもそれだけです。勝ち負けよりも過程を大切にしたい。試験は一発勝負だけど人生がそれで決まるわけじゃない。10代を楽しく過ごし、未来の大学受験、その後の職業選びにつながるような土台を作るための勉強だと思って臨みたいなと思うのです。

理想論ではありますが、原点に立ち戻ることができるような備忘録として置いておきます。


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