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地方移住と田舎暮らし多拠点生活の5つのコツ
ども、其田です(Twitter・Profile)。今回は「田舎暮らしや多拠点生活についてどのようなことに気をつけていますか?」と言うご質問をいただいたきました。其田は東京・京都・うどん県を行ったり来たりしています。ガチ田舎に住んでいるわけではないのですが、拠点を複数持ちながら地方と都会を行ったり来たりするコツについて解説しますので、ゆるやかな多拠点生活や地方移住に興味がある人のお役に立てれば幸いです。
01 仕事を確保する
1つ目は仕事の問題。仕事を選ばなければ地方でもコンビニのバイトから農家さんの手伝いなど幅広くあるのですが、自分の好きなことを仕事にしたい場合は地雷を踏む場合があります。
というのも、そもそも地方は単価が低い傾向にあるんですよ。さらに1つの仕事に特化するよりも、薄く広くなんでも出来る人の方が重宝される傾向もある。なので、もし個人事業主として生きていきたい人は、1つのスキルだけではなく、縦方向か横方向にスキル拡張した上で営業して仕事を作る必要があります。
具体例をあげると、例えば写真や映像の撮影ができる人が地方に移住して地域企業のPR案件をする、みたいな場合は、WEBの制作からSNSの導入と運用、広告作成やイベントの運営まで求められる場合も少なくないんですよね。
地方移住して都会の案件を引っ張ってくるという手もありますが、担当者が異動になったり、求めるニーズが変わったりして、なかなか継続して仕事を受注できないこともあります。
かといって、クラウドマッチングサービスなんかは低価格帯でお互い首を締めあっていたりするので、優良顧客とのパイプを複数持ちつつ、自主事業を拡大させていく必要があるわけです。
もちろん地方の会社に就職という手もあります。給料は下がることが多いですが、地域に根づいて小粒でも想いと収益力がある企業もあるので、ニーズと自分のスキルが合致すれば気持ちよく働けるかもですね。
汎用性のあるスキルとしては
・写真
・映像
・デザイン
・PR
・マーケティング
・プレゼン
・営業
・編集
・エンジニア
あたりはどこの企業でも求められるので、1流レベルでなくともよいので複数スキルを身につけて実績を積んだ上でゆるやかに移住するのがおすすめです。
ちなみに実績を紹介する場合は立場と数字を意識しましょう。例えばこんな感じです。
・PR部門のGLとして○人の部下をマネージメントした経験が○年ある
・クリエイティブ部門の法人担当として○件案件を実施し○円売上をアップ
・写真や映像撮影のディレクターとして○件担当し○円売上げた
・社内のシステム担当としてクラウドサービスを導入し○円の経費と○人日の時間を削減
東京などの大都市から田舎の地方へ移動する方は、一度地方都市への移住(県庁所在地)をかませてから田舎へ行くのが失敗が少ないですね。お仕事を探すさいはこの辺りのサイトが小粒でも面白い企業さんが多いので見てみるとよいです。
02 お金を稼ぐ
2つ目はお金の問題。日本人はお金の教育を受けないので、税金や社会保険・事業を自分で立ち上げるリテラシーがどうしても低いんですよ。この状態で田舎に移住して自分で事業をはじめると、
・仕事ない
・稼げない
・精神的体力的に病む
という負のループに入るので注意が必要です。外資系や商社などでゴリゴリ稼いだり、定年退職したりして、6000万円くらい貯金や退職金があれば運用益などでベーシックインカムが作れますが(FIRE)、そうではない場合はある程度のスキルと実績を作ったうえで徐々に移住するか、一度地方都市の企業へ就職して安定した収益を稼いだほうが失敗は少ないです。
其田の場合はフリーランスを失敗したのちに就職をして、会社員としてベーシックインカムを稼ぎつつ、デザイン・カメラ・通訳案内・シェアハウスなどを複業的にフリーランスしています。
パートナーのありちゃんも、香川県高松市で就職して、3年働いてから独立しました。3年の間にお金を貯めて中古一戸建てを買い、シェアハウスをはじめているので、収入は多くないですが生きていく分には困らない状況です。現在はシェアハウスの経営をしつつ車中泊生活をYouTubeで発信して新しい事業に取り組んでいます。
個人的にはフリーランスのみ、あるいは会社員のみ、という働き方は想いとお金のバランスが上手く取れないので、両方を複合して生きることをおすすめしています。
若いうちに複数ナリワイを持ちつつ、お金を貯めながらスキルや経験を身につけ、緩やかなつながりをオンラインとオフラインでつくりつつ、得た知識や経験をブログとSNSでアウトプットする。そうすると気があう仲間や意外なご縁に恵まれるんですよね。
お金のリテラシーが低いと損をしてしまうので、お金の勉強をしていない人は、この2冊を読んでおきましょう。
フリーランスを目指す方はこちらの本も必読です。
03 家を用意する
3つ目は家です。いまは空き家バンクやネット不動産でわりといい物件が見つかりやすくなっていますが、ガチな田舎に行くとそもそも物件が面に出てきていないので、通って人づてに空き家物件を探すところからはじまります。
これがまた大変で、見つかったはいいものの修復不可能なレベルでボロボロだったり、先祖代々の土地や家だから他人様に貸したくない(売りたくない)というスタンスだったりと、まぁ上手くいかないんですよねぇ。
おすすめは行政の移住促進担当や地元の不動産屋さんの人と仲良くなって、空き家情報を流してもらうことです。
うちのシェアハウスも高松の面白い不動産屋さんによくしていただいて、市場に出まわる前の物件を融通していただいた経緯があります。
本当にいい物件は上位レイヤーで売買されていることが多いので、そこに入れてもらえるとかなりお得に物件を仕入れることができます。
04 コミュニティをつくる
最後はコミュニティですね。地元のコミュニティや隣人は正直なところガチャ要素が強いので、移住する前に可能であればどんな人がいるのか?仲良くやっていけそうか?を見極めておくといいです。というのも、移住したあとに頼れる人が複数人いると、それだけで生活が豊かになりますし、そいうったつながりの中で生きることこそが人生の豊かさだったりするんですよ。
パートナーのありちゃんの場合は、シェアハウスというコミュニティを自分でつくりながら、地域で面白い仕掛けをしている不動産屋さんや、早期退職して体に優しいご飯を出しているカフェのご夫婦と仲良くしているようで、わりとエンジョイしているみたいです。
コミュニティは意図的につくる仕組みも大切ですが、楽しそうに暮らしを発信していると自然とつながっていく要素が強いんですよね。興味がある人はこちらの本が良書なので読んでみてください。
05 ブログとSNS
少なからず自分で事業をしていきたい人は、ブログとSNSを伸ばしていく必要があります。現代の資産として
・人
・物
・お金
・情報
・フォロワー
と言われるくらい、自分のコンテンツや生き方に共感してくれるフォロワーは大切なんですよ。
なぜ大切か?という質問をもらうこともあります。どうしてかと言うと、例えば
・自分で事業をやる
・人を集めて買ってもらう必要がある
みたいな場合、その後のプロセスとして
1・リアルで誘う
2・SNSとブログで集客する
3・広告で集客する
があるわけですよ。で、1が一番メッセージ性があって強力ですが、時間的空間的に限りがありますし、3の広告もよほどプロダクトに魅力があったり、見せ方が上手い場合を除いてスルーされます。
そこで日頃こまめにSNSやブログを更新して、コミュニケーションをしておくことで、いざ何か物を買ってもらったり、応援してもらいたい場合に、人となりを知ってもらったうえで購買してもらうことができるわけです。ここには血の通った温度を持つコミュニケーションがあるので、通常の消費活動とは意味合いが違ってくるんですよね。
例えば、うちのシェアハウスの場合もパートナーのありちゃんがブログやSNSで地方暮らしやシェアハウス暮らしを共有していることで、その生き方や運営の仕方に共感できる人から問い合わせが来る仕組みになっています。
具体的なSNSやブログの運用で言うと、其田もコロナショックでインバウンド観光の仕事がなくなってからTwitterの運用を本格的にはじめました。2020年4月にはフォロワー数が2500人くらいでしたが、6月末になり月3000人ほど増えて6000人近くに成長し、ツイートを見られたインプレッション数も月300万程度になりました。
noteも2019年の7月には100人程度のフォロワー数でしたが、2020年6月に15000人まで増加しています。
最初のうちはなかなか上手くいきませんが、なるべく早いうちに高頻度で継続してやるのが、再現性のある幸福度高い人生のつくり方だと思います。
SNSの伸ばし方はこちらの記事に実際の事例を交えて解説しています。500円ですべての記事が読めるので興味ある方は其田とお茶したつもりでお読みください。
追記 06 ここだけの話
最近はオンラインで仕事もしやすくなってきたので田舎移住も増える傾向にありますよね。収入が少なくてもつつましく平和に暮らしていきたい人にはおすすめですが、個人的にはそのライフスタイルで本当によいのかよく考えた方がいいと感じています。というのも、
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