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第0回 はじめに 〜私がこのブログを書く理由〜

(このnoteは私が2017年に始めた「写真館の作り方」ブログをより多くの人に見ていただけるよう2019.8.5に引っ越ししてきました。どうぞよろしくお願いします。)

唐突ですが、カメラマンをしている皆さんに質問です。
「将来の目標はありますか?」どうでしょう?
私にはあります。それは日本一のカメラマンになることでも年収を1億円にすることでもありません。
日本中、そして世界中のまちに「写真館」を増やす。
これが現在カメラマンでもあり写真館を営んでいる自分の目標です。(これはあくまで目標の一つで別の夢につながっているのですが……)
私が佐賀県の県庁所在地で人口23万人の佐賀市に、古民家をリノベーションした写真館「ハレノヒ柳町フォトスタジオ」をオープンして丸2年(※)が経ちました。(※2017年「写真館の作り方ブログ」スタート当時)
おかげさまで地元だけでなく、全国各地からお客様が訪れてくださるお店になってきました。また多くの有名メディアにも取り上げていただいたり、私自身も書籍にも登場させていただいたりしています。
そんな私ですが、今から3年前まではウエディング撮影がメインの、個人フォトグラファーでした。ごく一般的な。(でも今思うと少し恵まれていたかもですが。)
タイトルの「幸せが8倍」の意味を含め、私の経歴や一契約カメラマンが写真館を作るまでの経緯、実際の取組などは次回以降のブログに詳しく載せていきますが、そもそもなぜこのブログを書こうと思ったかというと、最初に書いた通り私の今の目標が「写真館を増やす」ことだからです。
そう、増やすのは自分の会社の写真館でなくても全然構わないんです。
2年間写真館をやらせて頂いて、写真館という仕事が、営む人間にとってもお客様にとってもすごく幸せな仕事だと感じているので、その幸せを広げたいと考えています。
でも、自分なりの増えてほしい写真館のイメージはあります。
第1に、お客様に喜んでいただくこと、価値を上げることを追求してくれる写真館。(←ここ一番大事)
第2に、営なむ人・働く人がちゃんとご飯を食べられる写真館(←ここも大事)
第3に、土地に根付いてそのまちの家族の成長とともに永く歩んでいける写真館(←私は写真館をまちのインフラだと思っているので)
第4に、自分たちが楽しんでできる写真館(←お客さんに喜んでもらえた上にちゃんと見合う報酬があればそれだけで楽しいですよ)
大きくはこんな感じです。そこで、考えたことやうまくいったこと、失敗などなど、自分が写真館作りをするにあたって経験したことや現在進行形で実践していることを、このブログを使ってシェアすることで、とても幸せな仕事である写真館をやりたいけどどうすればいいのかわからないこのブログの向こう側の誰かのちょっとしたヒントになれば良いなと思っています。
もちろんまだまだ未熟な私なので、間違っていることもめちゃくちゃ多いと思います。そんな時は良かったら「こうすればうまくいくよ」なんてアドバイスをいただけたら嬉しいです。またこのブログを通して私も含め、日本の写真館やカメラマンさんと、そのお客様が幸せになるための話題が広がったりすることもあれば楽しいですね。(もしかするとカメラマンじゃなくても、例えば地方でBtoCの商売を新しく立ち上げようと思っているクリエイターさんの参考になることもあるかもしれません。)
全何回のブログになるかも更新ペースも未定、さらに書くことはど素人のブログなので読みにくいとも思いますが、気長にお付合いいただけたらと思います。

株式会社ハレノヒ 代表取締役 笠原 徹

リノベーション写真館の雰囲気や、今までのメディア掲載の一部情報などがわかるハレノヒ柳町フォトスタジオのホームページはこちら

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笠原徹|地方でクリエイティブな仕事をする|ハレノヒ
株式会社ハレノヒ代表取締役/2015年、築100年の古民家をリノベーションした写真館をオープン。地方写真館の再定義を行うことによって人とまちが豊かになる仕組みをつくろうとしています。その他セミナー講師や各種メディアにも出ています。