レモンシロップを仕込む
先日、レモンシロップを仕込みました。
スーパーで国産レモンが山積みになっていて、
お、買おうかな!って思うも、
いや、今週漬け込む作業できるかな、、?とか
保存瓶空いてたかな、、?と、
心配事が多くて購入を見送っていたのです。
でも同じスーパーに行く度にそのレモンを見かけて、
我慢できなくなって、買ってしまいました。ついに。
シロップを仕込む時って、
果実を買うと、そこから鮮度との競争が始まりますよね、、笑
しっかり時間が取れる見込みがあるときに買えばいいのだろうけど、
旬は待ってくれないし、、
平日の夜に作業しようとすると、保存瓶とか消毒しているうちにその日が終わったり。
明日続きやるか、、と思ってたら急用でできなかったり。
鮮度を必死に追いかける感じになるのです、、、
レシピに”意外と簡単!”って書いてあるものをよく見かけますが、
瓶を消毒したり、果実の皮の隅々まで丁寧に洗ったりと、
一つ一つはかなり手間がかかります。
もちろんそれも含めて楽しいからやるんだけど。
もっと手慣れれば、パパッとできるようになるのかしら。
そういえばレモンは一年前にも漬けていて、
今年の作業では自分の成長を感じることがいくつかありました。
なんとなく先の作業まで見通せているというか、予想できている感じ。
でも、逆に一個一個の出来事に感動できなくなった気も。
一年前は
レモンの皮を塩でこする時に立ち上る爽やかな香りや、
スライスするときの甘酸っぱい香りに感動して、
クンクンと嗅いで、かなり時間を費やしました。
今年も
ああ、いい香りーとは思うけれど
昨年ほど感動するのに時間を要せず。
一年前は
スライスした時に現れる、
柑橘類特有のあの可愛らしい断面に感動して、
スマホで写真を撮ったり、
しばしその姿を眺めたりしていたのですが、
今年は
うん、断面かわいい!と一瞥して、
その後はあまり時間を要しなかった。
ただ、スライスする時に果汁がこぼれてしまうことが予想できていたので、
その果汁を移しておくための器を事前に用意しておいたり、
先を予想できるからこそできた準備もありました。
そういえば、
一年前は
仕込み終わった後も、瓶の中で氷砂糖とともにキラキラ光るレモンが美しくて、窓辺に並べて何枚も写真に納めたのですが、
今年は
ちょっと眺めただけですぐに冷蔵庫にしまっていたことに、
今、気づきました。
なんという変わりよう。
得るものあれば、失うものがある。
でも、失うことで手に入れる新しいものがある。
あれ、シロップ作りって、人生じゃん。(大げさ。)