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スカッシュ、スプラッシュ!/ Squash,Splash!

先日仕込んだレモンシロップが、できあがった。

正確には、”できありかけ”なのだが、待ちきれずに瓶の蓋を開けてしまった。

仕込んだ後は毎日一回から二回、瓶を振って氷砂糖とレモン、レモン果汁を混ぜる(というより絡める、という感じ)のだが、日に日に氷砂糖とレモン果汁が混ざり合った、とろんとしたシロップが増えてきて、そのシロップの美しさときたら、、、。

ほんのり薄いレモン色をした、至極透明なシロップ。
しかも瓶の蓋の隙間からは爽やかな香りが溢れ出していて、
もう、一週間で降参。
本当は二週間くらい待つ、と書いてあるレシピもあるのだけど、一週間経った時点で蓋を開けて、飲むことにした。

シロップを飲むときは、やっぱり炭酸がいい。
普段はあまり炭酸飲料を飲まないのだけど、シロップを楽しむときだけは別だ。

シロップを飲みきるまでの間、
我が家の場合は大抵500mlの炭酸水をドラックストアで何本か買ってきて、
ストックしておく。

グラスの底に厚さ1センチくらいシロップを入れて、
底に炭酸水を一気に注ぐ。

なぜだかわからないが、何も入っていないグラスに炭酸水を注ぐときに比べて、シロップが入っているときの方がジュワジュワ!っとたくさん細かい泡が立つ気がしている。その音も涼しい。

シロップは比重が重くて底に溜まってしまうので、最後にスプーンなどで軽く混ぜるのがおすすめ。
そして漬けていたレモンの輪切りを一切れ添える。

水面で小さな泡がピチピチ、チリチリと音を立てて、とっても小さな水滴を飛ばしながら爆ぜるのを じっと見つめてから、一口ゴクリ。

あー、レモンの爽やかな香りと酸味がシュワシュワとともに駆け抜けてく、、

甘い飲み物が得意ではない私は、レモンの香りと酸味が楽しめて、ほんのり甘い味が追いかけてくるくらいの比率で割る。

この、自分の好きな濃さで楽しめるのも、自分でシロップを作って割って飲む人の特権だと思う。

たっぷりの氷と水にシロップを垂らして楽しむのももちろん美味しい。
けど、やはり炭酸がないと寂しいと思ってしまうのは、夏のせいだろうか。

ちなみに、炭酸水が余ったら、梅酢などを垂らして梅干しサワー風にしたり、果実酢を割ったりする。

一気にたくさん飲めないタイプなので、小さなグラスに注いで、お風呂上がりなどにゴクゴクっと飲むのが密かなマイブームになりつつある。

シロップがなくなるとともに、素敵ドリンク生活も一旦お休み。
来年はレモン以外にも漬けたいなー、と思いつつ、
いや、保存瓶一つしか空いてないよな、、とか、
この果物って漬けたらどんな味になるのかしら、、、とかいろいろ考えあぐねて結局レモンか梅、というルーティンに収まってしまう。

“子どもの頃の夏休み”みたいなチャレンジ精神よ、戻ってこい!

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ハレ.モケモ
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