映画『炎上する君』
(※原作は未読です)
困っている人を見過ごせない、手を差しのべる。当たり前のことなのだけどめちゃくちゃ勇気がいる。それを軽々とやってのけるのではなく、ちゃんと勇気を振り絞って自分ができる限りのことをやっているのが梨田という人なのだと思った。
途中で立ち止まって迷ったり考えたりする姿も見せてくれたのもよかった。
そんな梨田の同志、浜中。彼女は梨田に火種を持ってくる。彼女自身もその火(怒りとか悲しみとか)を踊ったり、生やしたり、一晩中走り回ったりして消さないように燃やし続けているんだと思った。
特に何かが劇的に解決したり、この世界が爆ぜたわけでもない。しかし、同志がいるということはこんなにも心強いものなのだなと思った。
そうした二人の活動が他の人に飛び火したラストは、なんだかほっとした。
色々いったけど、ギュギュっとつまった42分間ほんとによかった!!!