マドリーディフェンス再開発計画2024夏
ル・ノルマンやゴンサロ・イナシオ、直近ではグリマルドの名前が出てきたことを考えると、最近はDF補強報道が増えて来た気がする。
マドリーが近い未来、ディフェンスラインへのテコ入れの優先度が高いことが伺える。
たしかに、ナチョは2024年明けてまもなく34歳になるし、アラバも31歳になった。
そしてリュディガーも30歳である。
欧州全体を見れば、セルヒオ・ラモスやチアゴ・シウバなどはまだまだ現役だし、フィジカルコンディション次第では、もはや年齢という数字だけがネックだと言われる時代では無くなってきている。
さて、本題に戻ろう。
ミリタオの復帰は想定よりも早まるのではないかと、一部報道では出ているが焦らずにしっかりと治してほしい。
そんな彼が抜けた穴を埋める為、獲得が噂される選手達を見ていきたいと思う。
マドリーだけでなく、ユナイテッドも興味を示しているスポルティング所属のポルトガル人DF。
懸念点であるポルトガル人選手御用達の『金の亡者』ことメンデスは関わっていないようで、かつ22歳というのも好ポイント。
近年のマドリーディフェンスとしては必須スキルになりかけているフィード能力は水準を満たしているし、そして身長186cmでヘディングの打点と技術も高い。 DFでありながらビルドアップに絡む際の、ハイプレスへのターンを絡めた回避能力は中盤アンカーの動きに近い。
値段は4500万€ほどと高めの設定ではあるが、スポルティングで示している能力をマドリーでも発揮出来れば安い買い物になるはずだ。
ディフェンスに関しては、マドリー時代でもとりわけ良かった頃のヴァランをイメージしていただけるとわかりやすいと思う。
たぶん、切り抜き動画をご覧になるだけで言ってる意味が伝わるはずだ。
そつがない為、地味にも感じる反面ポジティブに『堅実』と表現することも出来る。
あくまで個人的な主観としては3000万€くらいで獲得出来れば御の字だと感じる。
とはいえ、昨夏に2024年6月30日までの契約を26年6月末まで延長したし、現在27歳ということを考慮すると『若手の補強』という路線からは外れる。
しかもアラバやリュディガーと違い、移籍金が発生する。
フロレンティーノが『これ』をどう思うかは、マドリディスタのみなさんならご存知だろう。
先日、一部で興味が示していると報道されたグリマルド。
レバークーゼン所属、つまりシャビ・アロンソのチームの主力である。
直接FKやアシストを量産できる技術を備え、走力も申し分ない。
だが、しかし。
彼は左SBなんだよね。
来夏にメンディの売却が完了し、かつデイビスにアプローチしたけども進捗が芳しくない場合は、グリマルドに方向を切り替えるかもしれない。
もちろん、シャビ・アロンソがマドリーの監督に就任した場合の話だが。
左ラテラルを補強するとすれば、現実的に考えて今をときめくジローナ所属である元マドリーのミゲル・グティエレスを獲得するのが1番だと思う。
いずれにしても、近い将来にディフェンスラインの再構築は必要になるのだ。