聞く力こそがリーダーの武器である

こんにちは。はるちゃんです。


毎回の投稿で、「お久しぶりです。」といってる気がするのですが…。まあまあ…。(笑)


今回は、國武大紀さんの『聞く力こそがリーダーの武器である』の紹介をしたいと思います。


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1.読むきっかけ

私がこの本を見つけたのは、近くの蔦屋書店。よくそこで、本を読んだり、勉強をしたりしているのですが、帰りに必ずお店の中を一周して帰るというのをやっています。その時に見つけたのが、この本です。

よく相談係になることが多い私。自分なりに身につけた「聞く力」は正しいのかと疑問に。それで読むことを決意しました。


2.あらすじ

國武さんは、世界各国で300超ものリーダー人材育成組織変革プロジェクトに関わり、英国で組織心理学の修士号を取得しています。そんな外交官からエグゼクティブコーチになった著者が教える、「リーダーの武器としての」聞く技術。昔は「背中で語るリーダー」が主流になっていた。しかし、それでは部下はついてこない。今の時代に必須のリーダー・コミュニケーションスキル「聞く力」が書かれています。


3.勉強になったこと

 ①心理的安全性を確保するべき

「心理的安全性」とは、他人の反応に怯えたり、不安や恥ずかしさを感じたりすることなく自分をさらけ出すことのできる環境のこと。國武さん曰く、「心理的安全性」が確保されると、人は不安や恐れから解き放たれ、自ら動き出せるようになるという。ではどのように、「心理的安全性」が確保できるのか。

それには、「ラポール」が必要だという。「ラポール」とは、フランス語で「架け橋」という意味。相手との心と心が通じ合い、安心安全な信頼関係ができている状態であること。「ラポール」を作るのは、相互のプロセスであり、相手をよく理解することから。


相手理解を深めるには、一対一のコミュニケーションの場を作ることが不可欠だという。そしてリーダーがやるべきことは一つ。

「部下を深く理解し、ラポールを深めるために、聞き役に徹すること。」

その一歩として、部下がのびのびと自由に才能を発揮できるように、心理的に安心安全な場を作り出すことをやるべきだという。

国武さんは、心理的に安心安全な場所を作り出すために、左遷覚悟でこんな言葉を発していた。

「最後は、自分が全て責任を取ります。なので自由にやってください。」

人間だれしもが責任を背負いたいと思わないのが普通だろう。しかし国武さんは、自らこの発言をすることで部下に安心安全な場所を作ろうとしていた。の時行っていたプロジェクトは無事に大成功を収めたという。


ここまでしてやるべきなのかと思うが、今の部下は、そこまでしないと動かないということが分かる。ここから昔と現代の育成のやり方の違いが見えてくる。部下にいかに安心安全な場所は作れるか。それが今の育成のカギとなっているのだろう。


 ②ティール組織を知る

ティール組織とは、社長や上司がマイクロマネジメントをしなくても、目的のために進化を続ける組織のことだ。そのプロセスとして3つ挙げられる。

❶セルフマネジメント…自己管理。一人一人は自分の判断で行動して成果を上げていくやり方。

❷ホールネス…全体性のこと。個々人が能力を発揮できるようお互いに支えあう集まりとして、開放的で安心できる場。

❸エボリューショナリーパーパス…進化する目的のこと。リーダーは方向性を示して指示する人ではなく、耳を傾け導く人。


国武さんは、ティール組織におけるコミュニケーション形態として、「コーチング」を取り上げている。これは互いに対等なパートナーシップの関係の下に、コーチングする側がコーチされる側を傾聴し、相手のありのままを受け入れる(存在承認)というフラットな関係が基本的な前提である。


 ③リーダーがやるべきことと「責任」

リーダーの役割は、正しい答えを教えたり、自分の意見に従わせたりすることではない。大切なことは、組織が思考停止に陥らないように、「一石を投じて、波紋を広げること」。人の理解は尽きることがない。「理解し続ける姿勢」を大切にするべきだという。


責任とは、自分の反応を選択できる力であるという。他人や環境の責任にすることは、自分の無力感を肯定することになる。他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。「全ては自分の責任」という立場が「究極の自由」をもたらしてくれるという。


4.読んだ感想

他人のことを理解するということはとても難しいが、そこで理解できた時、人と人との間にとてつもない信頼関係が出来上がることを学びました。もっと聞く力を磨きたいなと思いました。私は、自分で何かを発信するのに苦手意識があります。その苦手意識をちょっとでも変えるのにnoteを活用してますね。話がそれましたが、自分は支える方が向いてると思っています。だからこそそれをもっと伸ばすという点で「聞く力」を磨きたいと思いました。また、自分が今悩んでいる、今後も悩むであろうこと、リーダーとは何かということに明確に導いてくれた本でもあると思っています。これからは自分と部下を導くことが出来るリーダーを目指したいと思っています。



5.おわりに

いかがだったでしょうか。今回は、國武大紀さんの『聞く力こそがリーダーの武器である』の紹介をしていきました。少しでも参考になったら幸いです。


久しぶりに投稿したので、書き方とかなまってたので書くのに時間がかかりました。(笑)


今日からようやく夏休みに入りました!(´;ω;`)

就活とかも頑張っていきたいと思っているんですが、noteも頑張って投稿頻度をあげていきたいと思っています。これからも私の投稿を見てやって下さい…。


では、また次回。

アマゾンのリンクを貼っておきます。気になる方はぜひ。

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