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一次創作小説倉庫(灰音ハル)

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小説置場です。140字関連、掌編、短編、長編とジャンルばらばら。お好きにお読みください。
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2024年2月の記事一覧

ちょっと病んだ

ちょっと病んだ

「誰でも良いのか」と問われたら、答えに困る。答えに困って、そうではない理由を並べ立てる。きっと、話しかける前から考えていたことを、つらつらとのたまうのだ。聞いてくれる相手は誰でも良い。そういう自分なのだ。
 本心を話したところで、何が救われるのだろうと思う。どうせ、相手は困る。だけど「何故、自分に話したのだ」と僕を責めないだろう。泣きもせず、ただ泣きもせずに黙ったままの僕を見て、相手は心配するだろ

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あたしはてんさいだから

 あたしはてんさいだから。なんでもできます。ほうっておいて。あたしはひとりでだいじょうぶ。たにんにきょうみはないの。あたしはあたしのことがだいすきで、あたしさえいればもんだいない。せかいはきょうもうつくしく、あたしをかがやかせてくれる。それを、自己肯定感の化け物だと、あなたは言うのでしょう。
 あたしはてんさいなので。ひとまえでなみだはみせません。ながすひつようがありません。なやみはあるけれど、だ

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