【詩】地球の終わりと午後3時
この瞬間に
死んでいった命のために泣きたい
夢が叶わなかった人のために泣きたい
人間が選ばれて生まれてきたのだとしたら
僕は選ばれなかった見えも聞こえもしない誰かのために泣きたいし
いつだって 太陽の下にいられなかった誰かのために泣いていたい
君に会うと泣きたくなるのは
僕には意味がわからないけれど
きっと僕らはベストフレンドには
なれないってことなんだろう
ティーカップが倒れるように
一瞬のスローモーションで
地球はこのカタチになったんだって
咲いた花は、燃えるような赤色。
泣きたくなるくらいの赤色、世界のために泣いていた。
君は涙を知らないままでいて
残酷さを知らないで、
そうやっていつまでも生きていて。