三つ子の魂、100まで
と言う言葉がある。
発達心理学などの分野で解き明かされてきた。
今では自明の理となっている。
生まれてから3歳位までの生活環境、スキンシップ
子育てする親にとって最も気をつかうところだろう
北山修さんが専門のウィニコット氏等が中心となって
解き明かしてきた。
胎教も含めて、3歳までの境遇が
特に不全であった場合
人の一生をどれぐらい大きく支配し左右するのか、、
太宰、芥川、川端等の存在が
それを物語っているように思えてならない
児童期以後の境遇による問題は
以後の人生の経験によって
ある程度更新が可能な場合も多いように思えるが、、
乳幼児期についてはおそらく更新は不可能なのだろう。
記憶が言語化されているかどうか
その辺にも関連しているような気がする
私は生まれてすぐから2年間祖母の下に預けられた。
その祖母からも十分な愛着は得られなかったようだ
先日、1歳下の弟と話をしていた時
我々が4、5歳の頃 母と出かけたときに、
私が執拗に母の手をとって
ぐいぐいと引っ張って甘えていた事が幾度もあり
それを鮮明に覚えている と語った。
なぜ兄がそういう態度をとるのか不思議に思ったそうだ。
もちろん、自分としての記憶は全くない。
象徴的な出来事であったように思う。