アンサンブル

70を過ぎたアマチュア音楽家です。音楽関連と日記、雑記その他思いつくままに書こうかな。 誰か1人2人でも読んでくれる人がいれば嬉しいです。

アンサンブル

70を過ぎたアマチュア音楽家です。音楽関連と日記、雑記その他思いつくままに書こうかな。 誰か1人2人でも読んでくれる人がいれば嬉しいです。

最近の記事

喜寿

ついに喜寿を過ぎてしまった もちろん喜ばしい事は何もない というか 喜と言う字が77を漢字で書くと喜ぶと言う字に近いから そう言われているだけなのだろう。 80前後になった年寄りは誰でもあと何年生きるのかなぁと、 心の中でいつもぼんやり考えている(だろうと想像する) もちろん私も例外ではない 人を憂鬱な気分に導きがちなこの考えを棚上げして、 1日1日を丁寧に過ごしていく、、 ポジティブとはいかないまでも 今この瞬間、瞬間と 常に新たな気持ちで向き合い 感受性を研ぎ澄まし

    • 人類に未来はあるのか IT時代の情報の洪水の中で、、、

      • アマオケ放浪記

        あまり自慢できることではないが、 若い時から数多く引っ越しを繰り返してきた。 そして それに比例するように  所属したアマオケの数も 恥ずかしくて人に言えない位多い。 それだけ辞めたオーケストラも多いということになるわけだし、、、 そんなことから 密かにアマオケ評論家?を自認しているが、 このこと自体も、あまり褒められたことではないだろう。 良いアマオケとは、、、などといろいろ書き連ねようかと思ったが 想像力を働かせれば誰でも浮かんでくるであろう事しか 書けないと思うので

        • 楽器の習熟速度が速い人

          noteで見たのですが チェロを1年間習ってコンサートを開いた人がいます。 楽器で 1年間位で驚くほど進歩する人  時々いますね 強い意志や憧れを持っていて 特にその楽器が奏でる音に強く惹かれていることが 重要な要素ですね そのような結果を出すことのできる人の裏に どんなことが隠されているのか ちょっと考えてみました。 さて、いろんな条件が揃えば そんな急速な進歩も夢ではないのかもしれません。 どんな条件でしょうか? 弦楽器の場合。 そもそも、スタートラインに恵まれてい

          70半ばを過ぎて思うこと。(2)

          歳をとってくるといろんなことがめんどくさくなってくる。 整理整頓。社会儀礼、 身なりを整えて出かけるとか  その他諸々、、、 ところが反面、以前はものぐさ故、いい加減にしがちだったことを 面倒だなとは思いながらも  最近は手を抜かずにするようになっている それには実は理由がある 例えば、食生活にしても 面倒だからと手を抜いていけば それはそのまま、老後の体力低下につながっていく。 いろいろ体を動かすような事柄についても同様である。 面倒くさがらずに、体をマメに動かすように

          70半ばを過ぎて思うこと。(2)

          安定した精神状態で、80代を淡々と過ごしたい

          70を過ぎたあたりから、YouTubeを中心に、 いろいろな知識や情報を効率よく選択して得るようになった。 歴史、哲学、現代社会 文化 政治 経済、、、、 本当に世の中には、幅広い知識を蓄えた、頭脳明晰な人が 大学教授のような人でなくても たくさんいるのだなぁと改めて思う。 意見が食い違ったり、正反対のものなども数多く出ているが そんな時こそ、双方の考えをよく把握して 自分の頭で自分なりに考えてみる。 思考力、判断力を磨く良い機会かもしれない。 価値観的に合わないものや疑問

          安定した精神状態で、80代を淡々と過ごしたい

          三つ子の魂、100まで

          と言う言葉がある。 発達心理学などの分野で解き明かされてきた。 今では自明の理となっている。 生まれてから3歳位までの生活環境、スキンシップ 子育てする親にとって最も気をつかうところだろう 北山修さんが専門のウィニコット氏等が中心となって 解き明かしてきた。 胎教も含めて、3歳までの境遇が 特に不全であった場合 人の一生をどれぐらい大きく支配し左右するのか、、 太宰、芥川、川端等の存在が それを物語っているように思えてならない 児童期以後の境遇による問題は 以後の人生の

          三つ子の魂、100まで

          ある日の音楽生活

          公民館まつりのイベントに出演依頼があり弦楽四重奏で演奏をしてきた。 地元の中学校の吹奏楽部の顧問から何らかの形で生徒を参加させたいと申し出があった。 演奏曲目の中に、ハイドンのセレナーデとして有名な 作品3番(実はハイドンの作曲ではないことでも有名だが、)を入れていたのでその第二楽章のメロディーをフルートで吹いてもらうことにした。 フルートは2人いるので、もう1人は「上を向いて歩こう」の第一バイオリンpartを吹いてもらった。 MC担当のビオラの女性がこの2人の名前を覚えよ

          ある日の音楽生活

          70の半ばを過ぎて今思うこと

          人生いろんなことがありました。 忸怩たる思いで反省するようなことばかりです。 でもいろんな知識を蓄えることで、 それは全て必然の流れとして起きたことなのだと 理解する様になりました。 自分がだめな人間だったわけではない。 ただ、無知であった、、、 もちろん人生の中で成果を上げたことでも それは自分が優れていたからでもなく なるべくしてなったのであり、 起こるべくして起きたのだと 今はただそう思っています。 運命論と言うよりも、 仏教的因果の流れとして、 自分の人生を捉

          70の半ばを過ぎて今思うこと

          フォローやスキをする瞬間について

          人の記事を読んでいて、 あーこの人は自分と同じ感覚、感性の持ち主だな 似ているな など自分との共通点を感じた時などに 好きボタンを押したりフォローしたりする。 世の中で普通に生活していて、 そんなふうに感じる他者と出会う確率は 極めて少ない 主義思想、価値観等の点で自分と近い人を見つける事は、 YouTubeのいろんなチャンネルを検索していると比較的容易である しかし、感性や発想 感じ方 といった側面は このノートのような自由な記述の場で 思いつくままに日記のように書く、

          フォローやスキをする瞬間について

          今ここに生きる

          動物たちは、すべて、今ここにしか生きていない 過去や未来を知らない 人間も昔は今だけに生きていたのだろうが 現代人は 過去を懐かしんだり 悔やんだり  未来を想像して、期待に胸を膨らませたり 不安を抱いたり、、、 時間という概念が入り込んでくる 強い信仰や仏道に邁進している人は、 只管打坐、念仏やお題目などなどの方法を持って 雑念を取り払い、今この時だけに集中しているのだろうか スポーツや芸術、手仕事や趣味等の活動など 何かに打ち込んでいる時 ともかく、何かに集中してい

          今ここに生きる

          70代を生きる パート2

          70代の知人は音楽関係にはたくさんいる。 しかし、還暦を過ぎてから関西に越してきたので 昔からの知り合いはいない。 (子供時代は関西で過ごしたのであるが) その人たちを観察していると、 男性と女性であまりに違いが大きいことに気づく。 歳をとると、その男女の違いが より一層はっきりしてくるのだろうか 女性はコミニケーションを求めて 常におしゃべりをしている人が多い。 関西人はなおさらかもしれない。 男性は比較的孤立していて 自分の能力や知識、を示し 承認欲求に基づいて会話

          70代を生きる パート2

          音楽演奏がうまくいくと言う事

          これから歌や楽器で音楽演奏に入って行こうとするその直前 1番大切なこととは何か これは上級者にとっては当たり前のことだが あえて一言書いておこうと思う 緊張や不安に駆られていてはもちろん叶わないことである それは演奏に入る何秒か前に その奏でようとするすてきな音の流れが 既に自分の心の中では始まっていると言うことだ 耳の奥で鳴っているといってもいい。 逆に言えば、演奏に入った瞬間は 何秒か前に、心の中で(あるいは、脳の中で)流れた音楽を 改めてリピートしている ということだ

          音楽演奏がうまくいくと言う事

          アンサンブルに関する哲学的?考察

          複数の人間が声や楽器を使って共に音楽すること 特に小規模の人数で行うことをアンサンブルと言うことが多い なぜ小規模かと言うと、大人数での音楽演奏では 個々の演奏者同士の音楽的対話の密度が どうしても薄まってしまうからだと思う アンサンブルという言葉は日本語でも幅広く使われているが フランス語の辞書で調べてみると、 馬が均整のとれた、良い筋肉の状態で仕上がったものなども アンサンブルという言葉で表現するらしい  このことから、 アンサンブルという言葉の概念は 絵画的或いは美的

          アンサンブルに関する哲学的?考察

          共同生活者としての妻

          妻を語るなどと言う記事は、気恥ずかしくて 余り人に公開するようなものでは無いとも思うが、 わが妻の取り柄について一言書いてみようと思った。 どういう取り柄かと言うと、 妻は普段から比較的機嫌が良いのである。 タイプとしては、決してよくしゃべる 陽気な明るいタイプの女性ではないのであるが、、 ごく最近、改めて客観的に妻がそういう日常を生きていることに 傍にいる人間として気がついたのである。 今更 何を言ってるんだいと言われそうだが、、、 昔、私の仕事仲間の女性で、 この人は

          共同生活者としての妻

          利他と卓球ラリー

          若い頃から折に触れて卓球をしてきた。 といっても、試合はほとんど出たことがない。 卓球のサークルでは、もちろん試合の練習もするが   そもそも卓球の何が楽しいのかと言うと、 軽いラケットのスイングで心地よくピンポン玉を打ち返す その爽快感だと思う。 スポーツをするのは楽しいが、 勝ち負けにこだわって、一喜一憂するのはあまり好まない。 卓球の面白さはラリーを続けるところにもある。 このラリーとは  最近よく考えている 利他 の原理が とてもよく当てはまる行為だ。 相手に打ち

          利他と卓球ラリー