走馬灯
突然、そのときはやってきた
夢でみた走馬灯
そこに住んでいた誰だか分からない存在
続いていくストーリー
懐かしいその原風景は
心の真ん中へとストンと落ちた
眠りの中に長く住み続けた
現実にいるはずのなかったファンタジー
走馬灯にいた存在を知るとき
そこには何が残るのか
それがもしも本当なら
生きている間に会いたい人
夢みるくらいがちょうどいいと
思い出に浸り塗れる生き方だったけど
折り返しには、新しい景色が必要だったのかもしれない
突然、現れたそれは
強烈な光を放っていた
気付くのに時間はかからず
時空をいとも簡単に越えてやってきた
走馬灯
命の期限が迫っているとでもいうのか
序章だった風の時代が
本格的に動き出した
心模様と同様に