
嘔吐恐怖症
自分が吐きそうな体調の時に一番認識する。
吐ければどれほど楽かと。
他には、他人の吐きそうな雰囲気
酔っ払いの足音、咳払いの気配が怖い
中学生くらいの時、母親と父親が同窓会とかで夜遅くに帰ってきた。
足音で目が覚めて、父親が相当酔っ払っていることがわかった。
ドアの向こうの廊下で、深夜なのにドンドンと音を立てて不規則に歩く、しばらくするとその音が慌てて戻ってきてなにかを撒き散らす音を立てながらトイレに駆け込む。吐く音。母の小声。
朝起きるとトイレが雑に掃除され、明らかに吐いた後の残る、汚い、臭い。壁にも蛇口にも便座にも触りたくなかった。
夜中起きてしまったことを後悔したし、
足音が次にドアを開けて入ってこないか
恐ろしくて、耳を塞いで震えていた。
死ね、と何度も念じた。
心臓が痛いくらいバクバクして、心の底からの憎悪と恐怖で布団の中でパニックになりかけてたと思う。
父親のことは既に当時元々嫌いで避けていたが
もっと嫌いになったし、死ねと思った。
酒で不覚になった成人男性の足音の
暴力性
これがトラウマで嘔吐恐怖があると思ってたけど、最近思い出したこと
小学生のとき
何かの具合が悪くて、トイレで吐いてしまった
便器に吐ければよかったものを
いっぱいいっぱいだった私は
洗面に吐いてしまった
それを見て母は、体調の悪い私に自分で掃除をさせた。泣きながら謝りながら自分で自分のゲロを集める。しんどいし、気持ち悪い
母は手伝ってくれない
父が吐いた時も母は掃除をしなかった。
次の日トイレが綺麗だったらまだ夜の恐怖だけで済んだのに、不潔なものをほっておく父を際限なく憎んだ
自分が吐いた時、見てるだけ、なんなら見てもない母の態度。幼い私には、かなりキツかったと思う。めちゃくちゃいけないことをしたのだと植え付けられたのだと思う。本当のトラウマはこっちかもしれない。
本当は嘔吐恐怖症なのは、母かもしれない。
今なら、当時の私は、何も悪くないとわかる