職人×design=studio58
技術が生かせるものって何だろう
コロナ渦において仕事がSTOPし、各々が持っている能力を生かし世の中のお役に立てる事はないだろうかと模索しておりました。これから先に必要となるモノは何かと考えたときに、自分たちもあったらいいな!と考えたのが宅配BOXでした。それも、強く柔らかく耐水性の強いモールテックス 仕上げのものを。
モールテックス とは、こういったモルタル仕上げのような材料です。
「 MORTEX COLOR 」
"ベルギー のBEAL社が開発した薄塗り左官材料。あらゆる下地に施工でき、熱・水に強くしなやかなのでひび割れしにくい。施工には、メーカー研修が必要"
制作に取り掛かってみる
まずは図面を描き、何度も考え修正を繰り返しました。
次に家具職人さんと塗装職人さんと制作に向けての打合せ。ここでも、材料選定や制作する際の不具合点を洗い出し、図面の修正を。
そしていよいよ試作開始。
材料には国産材の使用し、家具職人さんが精度良く加工していきます。
打ち合わせと修正を重ねただけあり、申し分ない仕上がりに。
自由にデザインできる宅配ボックス
ここで一つのアイデアが生まれます。
素地仕上げも発表してみようか・・・
しかし、防水加工を施すと木目の風合いを生かすという事は難しくなる・・(もともと素地の予定はなかったので。。)
ならば!
防水処理をした上に、外壁用の白塗装を施し自由に家庭のの世界観を表現できるようしたらどうだろうか。
ということで、素地仕上げ→白塗装仕上げバージョンも発表することとなった。
コレを見た瞬間、関係者皆が思った事は。。。。
昔の冷蔵庫みたいだ。
では、今の季節にふさわしい絵を・・・と考え、デザイナーさんに絵を描いてもらう。
テーマは、「今ごろ行っているはずだったハワイへの想い」
ということだった。
さすがの一言である。ハワイに行っていたら、さぞ楽しかっただろうという思いが伝わってくる。
このように、季節ごとに絵を描いてみたり、感謝の気持ちを描いてみたり、何度でも描き直すことが可能だ。お子様の絵などは、きっと周囲のの人や宅配スタッフさんの気持ちを穏やかにしてくれるだろう。こういう人の優しい気持ちの伝染が起こる事は今こそ必要だと思う。
防水テストへ
見た目や雰囲気は良くなったが、製品としてはどうなのか。
今まさに、最終テスト中である。製品化へ向け、夏の日差しと耐水性のテストを繰り返している。
まずは、耐水テスト。何度も水をかけ、雨に打たれ経過を観察する。
さすがに、下地のコーティングと外壁用の塗装材が効果を発揮し水を弾き続けている。
耐水テストはバッチリだ!夏の日差しによる変形も起きていない。
あとは、更に日差しの耐久性テストを行い、モールテックス 仕上げのバージョンと共に発表の時をまつ。
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モールテックス 仕上げの宅配ボックスも同じくテスト中。