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「短時間でわかりやすく、そのひとのためになる」話をきいた夜に感じたこと。
今日は、嵐来る直前の渋谷にて、高城剛氏の読者感謝祭2024に行って来た。
30分遅れての19:30スタートし、1時間半後の21:00に終了。
高城氏は、スクリプトなく、一時間半ノンストップで喋り続けた。
健康、歴史、AI、経済、食事、のテーマを見事に繋いでいき、最後の締めまで、一瞬たりととも飽きること無く、引き込まれた。
それにしても、どうしたら、こんなに流暢に一時間半も話せるのか?
もちろん、スライドも自作のようだし、自分で考えたストーリーなのだから、すらすら喋れて当然かもしれない。
ただ、個人的な仕事での経験からすると、自分で作ったスライド、ストーリーだからといって、スラスラ喋れるかと言うと、決してそんなことはない。そもそも、きれいにストーリーを構築するだけで、難易度が高いのだ。
そこで、考えてみた。
自分が一時間半も、原稿なしにしゃべれることってなんだろう。
仕事のことなら、話せるかもしれない。
自分の大好きなことなら、話せるだろう。
自分の生まれてからいままでの人生なら、きっと話せる。
そう考えると、長時間、流暢に話すことができることとは、自分が見聞きし、直接経験し、感じたり、考え、言語化したものではないだろうか。
きっと、高城氏は世界を飛び回り、自らの目で見て、聴いて、触れて、食して、考え、文章にしてきたからこそ、自分の言葉で、一時間半、喋り続けられたのだ。
内容も濃かったが、高城氏の「語り」に感動した夜でした。
人の頭の容量は、実際そこまで大差なく、もし、僕の頭が3倍もの大きさがあったら別なのでしょうが、僕も貴君も変わりありません。
しかし、僕はテレビもYahoo!もみなければ、SNSも一切やらない上に、iPhoneに登録している人数が 50 人以下と人間関係も少なくしています。それゆえ、時間を捻出出来るんです。
つまり、「知識を得ている」方法ではなく、情報摂取を制限し、時間をどのように考えているのかに尽きると思いますよ、人間の成長は。「得る」ことではなく「止める」こと。すべての鍵は、ここにあり。
コミュニケーション能力を高めるコツは、ひたすら文章を書くことにあると考えています。一般的に、僕はコミュニケーション能力が高いと思われているかもしれませんが、その背景には、誰よりも多くの文章を書いているからだと自負しています。自著やメールマガジンに限らず、多くの人の目に触れなくても、いつもひたすら文章を書いている結果が、自身の「コミュニケーション能力」を高めることに大きく役立っていると思えてなりません。
誰かに興味を持っていただいたり、話を聞いていただくのは、僕とて容易ではありません。人は想像以上に他人にたいして興味がなく、損得に敏感です。そこで「短時間でわかりやすく、そのひとのためになる」ことを、本心からお伝えしなければなりません。その整理のために、日々文章を書き続けているのです。