当たり前ことのことを、当たり前じゃないぐらいにやれば、きっと・・・・
特に、楽天や三木谷さんのファンではないが、三木谷さんが数年前につぶやいていたこの言葉が印象に残っている。
「思えば遠くへ来たもんだ」。
ぼくはこの言葉の響きが好きだ。人生の節目で、自分の過去をふりかえったとき、この言葉を言えるということは、コツコツとなにかひとつのことをやりつづけてきたからだとおもう。
三木谷さんは13年前に出版した自著でこんなことを書いている。
冒頭のつぶやきと重ねて見ると、三木谷さんは愚直にこの一節を実践していたのかもしれない。
ちなみに、「1日の1%のわずかな改善であっても1年続ければ元の37倍になる」をエクセルで計算して、図にするとこんな感じです。
この「1パーセント」の前進、積み上げ、努力、というのは毎日の変化が小さすぎて、その「成長」に気づくことができないため、多くの人は継続することができない。
たとば、このプロ自転車チームの話。
引用元の記事をサマリますと、こんな話です。
■イギリスのプロ自転車ロードレースチーム監督に就任したデイブ氏は、「イギリス人初のツール・ド・フランス優勝」という難しいミッションを与えられた
■ デイブ氏はレースに関連するあらゆる分野でわずか1%ずつ改善できれば、小さな改善が積み重なって、大きな進歩につながるという仮説のもと、日々の生活から改善に取り掛かる
■「最高の眠りを提供する枕を探してホテルに持参する」、「もっとも効果の高いマッサージジェルを試す」、「感染症を予防するのに最適な手洗いの方法を選手に指導する」など、1%の改善を求めてありとあらゆる問題をチェック
■デイブ氏は、この戦略を開始してからわずか3年以内にチームで優勝を収めることができました。イギリス勢のオリンピックとツール・ド・フランスでの活躍は、現代の自転車レース史上「もっとも成功した走り」と呼ばれています
プロフェッショナルを集めたチームでも、さらに高みを目指すために、このような小さなことの1%改善を積み上げているということ。
ほとんどの人は、毎日1%の変化を意識しながら仕事はしていないし、朝出勤し、退勤するときに自分の力の変化を実感することもない。
でも、小さな毎日の改善努力が1%として、それを1年間続ければ、37倍になるとおもえば、当たり前のことでも当たり前じゃないぐらい続けられそうな気がしてくる。
そうすれば、ある時立ち止まって振り返ったときに、「思えば遠くへ来たもんだ」とつぶやくことができるのかもしれない。
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