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『銃』

【 ネタバラシはありません 】

『銃』

著者:中村文則
出版社:河出書房新社(河出文庫)
発行年:2012年7月20日


(内容紹介)
雨が降りしきる河原で大学生の西川が出会った動かなくなっていた男、その傍らに落ちていた黒い物体。圧倒的な美しさと存在感を持つ「銃」に魅せられた彼はやがて、「私はいつか拳銃を撃つ」という確信を持つようになるのだが……。TVで流れる事件のニュース、突然の刑事の訪問――次第に追い詰められて行く中、西川が下した決断とは? 新潮新人賞を受賞した衝撃のデビュー作! 単行本未収録小説「火」を併録。


 会社の後輩の方に貸していただいて読みました。銃を拾ったことで世界が変わったような感覚になった男の心情の揺れがとても興味深かったです。また、危うげな感覚が見え隠れする描写も見事でした。デビュー作すごいなあ……

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