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生き抜くエネルギー

地球の上で歩いてることをたまに忘れそうになるが
自然の中に入ると まざまざと感じる
そして今こうして生きてる人間の命の限界も感じる
病気で死を前にして、必死に痛みに耐え生きようとする姿は壮絶な目の力がある。
もう目の前のこの世界に入れる時間も自覚しながら、痛みを抑え会話して
昔の楽しい思い出を 話していく

こんな木の根っこを見ても岩の上に必死にしがみついて生きてる
私は数時間前に会いに行った 旧友のベットに寝ながら生きてる姿と同じように見えたのだ
死への怖さはもうないと、、、
ただ思い残したことが沢山あると。。。
自分はまだ病気でこの世をさるから、死への準備ができたことが幸いであったことを話してくれた。

聖書を人から読んでいただくことはあったが、初めて私は彼のために聖書の一文をベットの横で読んだ。
元気な時は口も悪く、信用もできない人で私の中では
嫌いな人の分野に入っていたが

なぜか、ちゃんと会いに行こうと思ったのだ

そして彼の何か一つでも、後世に伝えていこうと思った。
どんな嫌われるような人でも、教えられるものや気づきはあるのだ。

若い、若すぎる。。。

今の時代コロナ下で病院では会えないが、最近身の回りでこの世をさる人は家に帰って最後を迎えさせてもらってる。最後の延命をするかしないか、自分で選べる時代になってる。
それだけでも 人間の自由があると思う

ひとしきり話して帰り際に ベットで寝てる彼に外から
「ばいばいーーーー」
と大きな声でいつも通りに声をかけ帰った

にやっとしてる表情が伝わった

自分が10歳の時に父親を病院で見送って、それからもいく人もの知り合とお別れしてきた。

命があるうちにしておきたいこと
すぐにやるべきだと 自分に言い聞かせた

そして神様もう友を苦しめないで、逝かせてあげてほしいと

最後の命をふりしきって教えてくれたこと
「ありがとう」

自分は今持病で手の痛みや、腰の痛みがあり思うようにカメラもモテない時があるが、この森の写真はその後に撮ったものだ。
無心で地球と向き合えた幸せな時間だ。

物体も枯れていき土にかえり、流れていく
自然の流れに任せて
受け入れて

それだけで十分 美しすぎた

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