「人間の感情(心理)と算命学」
算命学と心理学は
ある面において
相性は良い気がします
算命学の陽占
つまり人体図では
その人の性格などを
見るわけですから
心理学の知識は役に立つと
思います
私は心理学を正式に学んだことは
ありませんが
算命学を学び始める以前から
興味を持ってはおりました
今更ながら
キチンと学んでおけば良かったと
思う今日この頃です
そんなわけで
今回は「人間の感情」について
ちょっと書いてみたいと思いますが
おそらく
さしたる結論めいたものは出ないと思いますので
楽に読んでください
「インサイド・ヘッド」
冒頭に掲載した画像は
ディズニー映画の「インサイド・ヘッド」のものです
私は観てはいませんが
ある女の子の感情を心(頭)の中の5つのキャラクターとして
表現しています
「ヨロコビ」:喜び
「カナシミ」:悲しみ
「イカリ」 :怒り
「ムカムカ」:嫌悪
「ビビリ」 :恐れ
確かにこれらの感情は
人間の根源的なところにある情的要素でしょう
厄介なものであるとともに
人間を人間らしくしているものでもあります
人間も生命体であると考えれば
生存する事が先ずは第一の目的になるでしょう
生き残れれば次に子孫を残す事が
第二の目的になると言えます
大昔は先ず生き残る為には
消極的な意味では安全なねぐらの中に
隠れている事が有効だったと思います
そして外界に出ても決して危険な所には
近付かない事です
しかし
それでは生存の為のエネルギー(食物)を
得る事が出来ませんから
外界に出て狩りを試みないといけません
自分が捕食されるかもしれない危険と
裏腹で食料を得る行動をしなければならないわけです
そのためには危険を察知できなければなりません
「恐れ」という感情はそのためには必要な要素です
「嫌悪」という感情も役に立つでしょう
危険な目に合えば
「悲しみ」や「怒り」という感情が
同じ失敗を繰り返さないために役立つでしょう
狩りがうまく行けば
「喜び」という感情が生まれ
生き延びるための更なる力を生み出すと言えます
「安心感」
昔の人間はおそらく
生き残ることに懸命だったと思います
今でも人間は
何故に生きているのかは分からなくても
生きるために一生懸命に頑張るわけです
人間の心の中心(核)にあるのは
「安心感」ではないかと私は思います
安定や安全を求める本能です
親兄弟という家族や住処という環境
そして
命を約束してくれる食料があれば
安心して安らぐことが出来て
生き残れる可能性が大になります
人間の行動の動機には
この「安心感」を求める
願望があるのだと思います
なので
社会の中に安定した揺るがない位置を
得ようと頑張ります
敵対するものがいれば安心できませんから
策を弄することも厭わないかもしれませんね
蓄えも必要です
そのためには体も酷使するでしょう
というわけですから
万が一
私の「安心」「安全」 「安定」を
脅かすものがいれば
悲しみや怒りや嫌悪感あるいは恐怖心が
生まれてくるでしょう
現代風に言えば私の権益を犯すものには
反撃をするということにもなります
人間関係に始まり
組織の権力闘争や国家間の戦争・紛争を
見れば分かることです
「安心感」が得られなければ
孤独や不安や不信が生じ
争いも生じるのだと思います
「安心感」には精神面と現実面がありますが
問題はそこに「欲」とか「エゴ」が絡んで
「安心感」の偏りや独占が生じることにあります
自分が安心できればそれでいいという感情です
残念ですが
人類は未だにその課題を克服できてはいません
五本能
算命学で言えば
今まで書いてきた「安心感」を求める願望は
守備本能の世界に近いかもしれません
守備本能を中心とした五本能の
関係性を見てみましょう
ちょっと私流ですが。。。
自分(家族や仲間)を危険から守り
平和に暮らすには
変わらない心や慎重な行動が必要でしょう
そして
多くの修羅場をくぐり抜けた実績(経験)や
少なくともそのような体験談を
知識として知っていなければなりませんね
つまり
守備本能を助けるのは
知識や知恵を意味する習得本能だということです
多くの経験や知識により
無事に生き残ることができるのです
「習得(水)→守備(木)」
このような流れになりますね
このことから
安心安全の確保には「知恵」が重要だと分かります
しかし
自身の安全と安心ばかりが強固になれば
自我の強さが出てしまいます
守備本能が強くなりすぎれば
魅力本能を剋しますから
周囲からの人気がなくなり嫌われかねません
なので
守備本能は攻撃本能によって
制御されていないといけません
結局は五本能はバランスなのです
算命学は「中庸」の学びですから
バランスを求める生き方です
そして「ほどほど」主義です
欲を張り過ぎず自然体で生きることを
理想としています
頑張り過ぎず時には譲る余裕もほしいですね
欲望が限りなく刺激され乗せられる時代に
本当の「安らぎ(安心感)」を考えさせられます
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最後まで
読んでいただき
ありがとうございました(^(ェ)^)