横山大観、観山、未醒、紫紅が旅して写生していった『東海道五十三次絵巻』を観てきました③……@東京国立博物館
1915年(大正4年)、横山大観47歳、下村観山42歳、今村紫紅35歳、小杉未醒34歳の時に、4人は京都を目指して旅に出ました(各年齢は、生年と製作年とで単純計算したものです)。
途中で旅行費がなくなって(デパートの)高島屋の担当者にSOS発信して、すぐに資金を届けてもらった話や、投宿先では、みんなでワイワイと絵を書いていたという話は、以前のnoteで記したのでよろしければご覧ください。
今回は《東海道五十三次絵巻》の「巻7」の一部です。絵巻なので、1つの絵巻に順繰りに4人が絵を描いています。
特に記すこともないので、撮ってきた写真をザザァっと並べていきます。
《東海道五十三次絵巻》の《巻5》では、小杉未醒が描いた『浜松』があり、浜松城が描かれていました。今度は岡崎城なので、小杉未醒が城の担当だったのかもしれませんw 歴史好きだったのかもしれませんね。
当時は植えたばかりだったのかあまり目立たない樹木ですが、今は大きく育ってしまい、石垣の様子がほとんど分かりません。また当時は東屋(あずまや)があるだけというシンプルさですが、現在は復原された天守が建っています。親子と思われる2人が、天守台を見上げていますね。
「池鯉鮒」とは「知立」のことでしょうね。
まだ見られていない部分が、こんなに↑あるんですけど、東博で最後まで展示してもらえるのでしょうか……早く先が見たいです(まぁおそらく見られるのは当分先のことですよね)。
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