いまなら無料で入れる、トーハクの表慶館へ潜入!【表慶館の写真集】
タイトルに書くほど、ものすごーく貴重体験なわけでは、ないのですが……国立博物館の表慶館には、なかなか無料で入れる機会はありません。だいたい表慶館は、特別展で入るか、または結婚式などのイベントでしか入れない場所です。
現在は、中国の現代画家・王伝峰さんの展示会が開催されていて(9月13日まで)、誰でも無料で観覧できます(常設展チケットは必要です)。以前から開催されていたのですが、関係者以外は立ち入り禁止なのかとも思い、近づきませんでした。なぜ、こんなにこっそりと開催しているのか、謎すぎますね(笑)。入館するためには、トーハク正門の(公園から見て)左側にある小屋の人に「王伝峰さんの展示会へ行きたい」と伝える必要があります。すると、こっそりと赤いカードが渡され、それを持って表慶館へ行くと入れてもらえます。不思議システム……
表慶館へ入るのは一年ぶりくらいです。王伝峰には申し訳ないのですが、作品には興味がなく、単に建物に興味があるだけで入ってみました。
表慶館に入ったところにあるホールです。床はタイルで模様があしらわれています。外からも分かるとおり、見上げるとドーム屋根が見られます。
館内を巡って、出てきました。いつも正面からしか見ないライオン像の後ろ姿を見るのも、久しぶりです。
ちなみに表慶館の設計を指導したのは、建築に詳しい方なら、誰でもしっているだろう片山東熊さんです。ジョサイア・コンドルさんのお弟子さんですね。表慶館もですが、奈良国立博物館の本館や、京都国立博物館の特別展示館、赤坂の迎賓館(旧・東宮御所)なども片山さんの設計によります。
もともと美術館として建てられたからなのか…大きな箱の割には、展示スペースが広くはないので、あまり使われているイメージがありません。最近だと、「たてもの展」や「春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46」などが、この表慶館で開催されていましたね。
また次にいつ入れるか分からないので、今回館内を見られて良かったです。