千葉・館山の『渚の博物館』で、さらに“さかなクン”が好きになりました。
これまで千葉の館山へは、何度も行ったことがあります。でも、この週末は、東京湾の海沿いに建つ“渚の駅”たてやまにある、『渚の博物館』へ、初めて寄ってきました。そこには、館山市役所が言うさかなクンの多彩な才能とキャラクター性をたっぷり感じられるギャラリーがあるんです。
テレビではじめて“さかなクン”を見た時に、「なんてピュアな人なんだろう」とか「こんないい人が、世の中に本当にいるものなのか」などと思いました。正直にいうと、私はそういう"良い人オーラ"を漂わせている人が苦手なんです。それが最近では、テレビ(主にeテレ)で見かけるたびに、特に魚が好きなわけでもないのに、彼の語るお魚の話に、聞き入ってしまっています。
“さかなクン”が描いたお魚もたくさん展示されていました。いつもテレビでスラスラと描いているのを見ながら、「かわいい絵だなぁ〜」と思っていましたが、実際にクレヨンや色鉛筆など、色んな画材で描かれているのを見ると、描かれたお魚たちが愛おしいもののように感じられてきます(そんなに魚好きでもないのに……)。
“さかなクン”が描くお魚は、特にクリっとした目が魅力的ですよね。それぞれの魚の特徴を押さえつつも、“さかなクン”が感じただろう、それぞれの魚の可愛さが表現されています。
お魚を見るだけじゃなく、“さかなクン”は、ちゃんと食べるっていうところも好きです。釣ったら食べようっていうね。
さて、“さかなクン”は、小学校の4〜5年生の頃に、テレビで大堀水心先生の剥製標本を見て「このステキな先生に会いたい!!」と強く思ったんだそうです。そして“さかなクン”が幼魚から成魚になった2013年に、NHKの番組で大堀水心先生に会う機会を得ました。それから“さかなクン”は先生との親交を深めていきました。
なぜ大堀水心先生の剥製が、いま館山の“さかなクン”ギャラリーにあるのかは……ギャラリーに入ってすぐのところにあった、“さかなクン”からのメッセージに記されていました。
このメッセージボードの末尾のほう……文字が小さくなっちゃってますけど……に、大堀水心先生が亡くなられてしまったこと、そして遺族から剥製を譲り受けたことが記されています。
渚の博物館の隣には、ミニ水族館が併設されています。目の前の海で泳いでいるお魚がたくさん見られます。
ちょっと寄ったら満足するかなぁと、軽い気持ちで寄ってみたのですが、意外や意外……と言ったら失礼ですが……とても良い施設で、1時間くらい滞在してしまいました。お昼の時間だったら、ここでランチを食べてもいいかなぁって思いました。