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江戸・明治の学問の源流……湯島聖堂へ初めて寄ってみました

7月中旬に、近くを通った湯島聖堂へ行ってみました。江戸時代には幕府の最高学府として「昌平坂学問所」が置かれ、明治以降には文部省が置かれたほか、国立博物館(現:東京国立博物館)や師範学校(現:筑波大学)、女子師範学校(現:御茶の水女子大学)、書籍館しょしゃくかん(現:国立国会図書館)などが置かれたと言います。

その時に、御茶ノ水方面から聖橋を渡って、湯島方面へ抜けようとしていたので、本殿とも言える大成殿(孔子廟)近くの西門をくぐって敷地内に入りました。

初めてくると言いましたが、湯島聖堂は思い出の場所です。高校受験の時に、勤務先が御茶ノ水だった父から、湯島聖堂のお守りとオリジナルの鉛筆をもらったんです。「祈願してきたからな。湯島聖堂…知っているか?」と聞かれて、「あぁ、湯島聖堂くらい知っているよ」と答えると、「本当か? 湯島天神じゃなくて、湯島聖堂だぞ?」と言われて、「え? たしかに聖堂ってなんだ?」と思いつつ、反抗期だったわたしは「もちろん知ってるよ」みたいな返答をしました。

いや正直、湯島聖堂なんて、全く知らなかったッスw 今でもなんだかわかっていません。そもそも、何度も近所を通っていながら、ココが「湯島一丁目」っていう町名だっていうのも初めて知りました。ちなみに湯島天神は湯島の「三丁目」だから、むしろ聖堂がある方が「湯島」度が高いんじゃないですか。今まで「ここも“湯島”聖堂って名乗ることが紛らわしいんだよ」と、湯島じゃないと思っていたから思っていたんですよね。

孔子廟の前へ立ってみました。平日だってこともありますが、わたしの他に人はなく……こういう、誰にも見向きもされない歴史的な場所って、大好きです。

下に入徳門が見られました。この建物だけが江戸時代に建てられたものだそうです。階段は下りずに、上から眺めて終わりましたが……また今度、行ってみたいと思います。

なぜ湯島聖堂へ寄ってみようと思ったかと言えば、この頃、トーハクで『儒教の美術―湯島聖堂由来の絵画・工芸を中心にして』という特集展示が開催されていたのを見たからです。展示品を写真にもたくさん撮ったのですが……どうもまだ自分の中で消化しきれていなくて……今度、撮ってきた写真だけでもペタペタと貼っていきたいと思います。

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