ゴールデンカムイの世界を深掘りできる東博16室〜マキリ(小刀)など〜
漫画・アニメの『ゴールデンカムイ』は、明治末期の北海道や樺太を舞台にしています。週刊ヤングジャンプでの連載完結を記念して、『ゴールデンカムイ展』が各地を巡回していますね(現在は京都で開催)。
同展の東京会場は終了済みですが、『ゴールデンカムイ』を、もっとリアルに感じたい人におすすめなのが、東京国立博物館の本館最奥の室です。この16室では、いつでもアイヌ(と琉球)関連の展示が見られます。
解説にもある通り、鞘や柄などの拵えに、すてきな文様が彫り込まれているのが印象的です。ゴールデンカムイもですが、子供の頃に読んだ佐藤さとるの『コロボックル童話集』の小人たちが持っていた小刀を思い出しました(正確には同書の村上勉さんが描く挿絵のイメージですね)。
上のマキリは<2022年8月21日>まで展示されていました。下のマキリは、それ以前の過去に展示されていたものです。
弓はそのまま弓ですが、
狩猟用の矢筒でしょうか。こちらも筒の表面に独特の文様があしらわれています。文様だけを拡大して撮影したのが下の写真です。矢筒を立てた時に左右対象になるようデザインされていますね。
解説パネルの位置が分かりづらく、確信できないのですが、上の写真の左が、イカ漁用の釣具のヤマテです。また右が銛頭。
欲しくなった能登マキリ
冒頭の小刀=マキリを調べていたら、能登マキリというのが出てきました。見ていたら、この小刀が欲しくなってしまいました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?