Photo by def_light 詩 落ちた柿 8 白水 2024年10月31日 23:07 晴れた空が気持ちの良い日空気は少しひんやりと陽ざしは母の手のようにやわらかくやさしくからだを抱いている道に落ちてる柿の実は朱く艶やかに色づきやっと熟したというのにその喜びを分かち合う前に道に落ちて割れていた命の儚さを思うけれど目の前の風景を切り取って画にすることができるなら画の中の落ちた柿の実は画家の心そのものだろうやがて全てが枯れ果てる灰色の季節が訪れる木々は枯れて押し黙り大地は固く冷たく閉じる今はただひたすらに生への感謝しかない ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #詩 8