詩 枇榔樹
*はじめに
田中一村の「枇榔樹の森」を見て
感じたことを詩にしました。
*
詩
南国の深い森の中
枇榔の樹が空を覆う
薄暗い森を枇榔の葉が
スコールのように降りそそぐ
真っ青な蝶が白い花にとまり
傘をさしたように
そこだけ光が射している
止むことのない雨の中でも
心にさす傘はいつもあるのだと
蝶の青さが教えてくれた
遠い南国にある枇榔の森
音のないその森の中で
真っすぐ伸びる枇榔の葉に
自らを重ねて心が安らぐのは
僕だけではないはずだ
*はじめに
田中一村の「枇榔樹の森」を見て
感じたことを詩にしました。
*
詩
南国の深い森の中
枇榔の樹が空を覆う
薄暗い森を枇榔の葉が
スコールのように降りそそぐ
真っ青な蝶が白い花にとまり
傘をさしたように
そこだけ光が射している
止むことのない雨の中でも
心にさす傘はいつもあるのだと
蝶の青さが教えてくれた
遠い南国にある枇榔の森
音のないその森の中で
真っすぐ伸びる枇榔の葉に
自らを重ねて心が安らぐのは
僕だけではないはずだ