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俳句 半夏生


俳句を作りました。🔰
今回は2句です。詩を添えました。


俳句
草刈や 跡匂いたつ 小道かな


僕の背丈より伸びていた
夏草が刈られてる

刈られた草の匂いがあふれ
草の跡は平らかに

あふれていた虫たちや
草で遊ぶ鳥たちも

ひっそりして
見当たらない

道は歩きやすく
なったけど

道は寂しく
なった

俳句
さざ波や 光をうつす 半夏生


早すぎる梅雨明けは
雨を連れ去り
日を照らす

雨が降らない川面には
日の光が乱反射し

不安な色を
覗かせる


季語は以下の通りです。
・草刈
 家畜の飼料や耕地の肥料にするために
 草を刈ること。
・半夏生(はんげしょう)
 二十四節気七十ニ候のうち、夏至の三候。
 新暦七月二日ごろ。サトイモ科の半夏
 が生じるので、この名があるといわれ
 ている。この日の雨を半夏雨といい、
 降れば大雨が続くとされている。

角川文庫 俳句歳時記 夏


seriplus さま
川の水面の写真を使わせていただきました。
ありがとうございました。

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