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詩 冬の夜

音のない
透明な潤んだ部屋で

イヤホンを
耳に入れる

聞き慣れた
音楽が流れる

流れても流れても
滑りゆくだけで

淋しさに胸が痛むのか
悲しさに涙こぼすのか

イヤホンを
外せない

冬の長い夜は
詩にちょうどいい


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