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詩 綿毛

駅のホームで線路を見ていた
綿毛がくるくると舞っていた

綿毛は枕木に留まり
落ち着く場所を探していた

そわそわと落ち着かず
ここは違うというように

やがて電車が入ってくると
綿毛は急いで立ち去った

ふわふわと空を舞い
落ち着き場所を探す綿毛

そうやってどのくらい
旅しただろう

この旅は
いつ落ち着くだろう

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