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詩 初夏よ

柔らかい風が通りすぎる

その風に僅かに花の香を嗅ぐ

ベランダにイスを持ち出し

小さなテーブルにティーカップを置く

干したばかりの洗濯物が揺れる

その膝は僕の帰る場所となり

その胸は僕の安らぎとなり

風の香を嗅ぐほどに思いだす

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