見出し画像

俳句 小満


俳句を作りました。
今回は一句です。詩を添えました。

俳句

小満や イヤホン外す 森の


涼やかな風が抜ける

僕は岸辺に立っている

ナヨクサフジの群生が

川岸に咲き誇り

モンシロチョウが舞い踊る

吹き抜けた風に

夏の匂いを感じ

耳にさしたイヤホンを外す

風の、虫の、鳥の声

命あふれる森のおと

僕は森に抱かれて

全てを忘れ、立っていた


時候は以下の通りです。
・小満(しょうまん)
 二十四節気の一つで新暦五月二十一日
 ごろにあたる。
 万物しだいに長じて満つるの意。

角川文庫 俳句歳時記 夏


いいなと思ったら応援しよう!