俳句 大暑


俳句を作りました。
今回は1句です。詩を添えました。

俳句
炎昼や 濃い影足に 陽を背負い


帰ってきた夏
青空の下を歩くと
じりじりと背中が灼けるよう

足元を見ると
陽に照らされて
濃い影がある

いつからだろう
僕の生活の中で
影を意識しなくなったのは

僕は大人になるとともに
いつも一緒だった影をどこかに
置いてきた

僕と一緒に
いつも走り回っていた影は
きっと寂しかっただろう

久しぶりに会えた影が
僕をジッと見つめていた

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