![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126945224/rectangle_large_type_2_d2611a27bb80e389f1f1af9873e2f337.png?width=1200)
Photo by
subarasikiai
俳句 庭先のみかん
俳句
小春日や マフラー脱いで 風に冷え
枯れ芒 ザワザワしても 右ならえ
庭先の みかん落ちるや 空快晴
ぽかぽかと 陽に温まる 歯が痛む
詩
温かい小春日に
川辺の土手を歩いてる
枯れ芒の行列が
ザワザワとざわめくけれど
きちんと穂は右ならえする
小道沿いの庭先に
大きなみかんが実をつけて
誰にもとられず落ちている
きっとみかんはいうだろう
なぜわたしを植えたのかと
それでも空は大きくて
どこまでも快晴だった
ほかぽかと陽にあたり
いい日和だったのに
僕は歯が痛み出し
自分だけを見つめてた
*季語
・小春日
・枯れ芒
・みかん