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suisei_581
詩 沙羅
梅雨の頃の朝に咲き
夕方には散ってゆく
その一日は
永遠の長さ
初めて生を受けて
その長さを知らず
力尽きる瞬間まで
命は永遠と信じる
そしてそのときが
訪れたとき
これまでが
命だったと知る
茎から離れて
地に落ちる花
一杯に咲いた花は
落ちて尚美しい
梅雨の頃の朝に咲き
夕方には散ってゆく
その一日は
永遠の長さ
初めて生を受けて
その長さを知らず
力尽きる瞬間まで
命は永遠と信じる
そしてそのときが
訪れたとき
これまでが
命だったと知る
茎から離れて
地に落ちる花
一杯に咲いた花は
落ちて尚美しい