詩 陽が恋しくて
部屋にいると陽が恋しくて
僕は外に飛び出した
溢れる陽ざしは
その大きな手で
僕の背中を包み
やさしくなでてくれるよう
部屋の中では寂しくて
寒さにふるえていたけれど
やさしく背中を
なでられて
僕はやさしい気持ちになる
見上げれば空は
青々として
青い空が僕の目を
きれいに洗ってくれて
洗い立ての服のように
僕はパリッとした気分
陽ざしも
空の青さも
僕のものではないけれど
僕のために
あるわけでもないけれど
僕を支えてくれている
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