見出し画像

俳句 夏近し


俳句を作りました。
今回は一句です。詩を添えました。

俳句

新緑や 繁る青葉に 目をひらき

目のまえに
青葉が広がる

葉にもそれぞれ色があり

黄緑や濃緑や
真緑もあって

光の加減か
葉の一枚一枚
色が違う

その全部の緑が
目のまえに広がる

なぜ
こんなにも
こころは安らぐのか

葉の一枚一枚に
僕の居場所を
探しているのか

動くことのできない
木の葉たちに

居場所があることを
羨むのか

たくさんの葉に
囲まれていると

僕も木の葉の一枚に
なれた気がして

いつまでも目を
離せないでいる


時候は以下の通りです。
・夏めく
 若葉や新樹が輝きを見せ、
 さまざまな場面でいよいよ
 夏らしくなる様子をいう。
 
季語は以下の通りです。
・新緑
 初夏の若葉のあざやかな緑。

角川文庫 俳句歳時記 夏


いいなと思ったら応援しよう!