俳句 大雪
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俳句を作りました。
今回は一句です。詩を添えました。
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俳句
風そよぎ ざわめき響くや 枯れ芒
詩
冬の寂しい散歩道
葉を落とし
枝だけの桜の木
少しずつ枯れゆく
芒の原
時雨のように鳴いていた
虫の声は姿を消し
鳥の声も疎らに
響き渡る
聴こえるのは
風にそよぐ
枯れた芒の
ざわめきと
遠くでかすかに聞こえる
烏の鳴き声
*
川の水面スレスレを
鴨が滑るように飛んでいき
遠くの橋の下に
波紋を描きつつ下りていく
木枯らしの日に見えた
富士山は
今日は白い靄のむこう
冷たい風を頬に受け
暖かな陽ざしを首に受ける
静かになった散歩道
寂しさだけが胸につのる
*
時候は以下の通りです。
・大雪(たいせつ)
二十四節気の一つで、新暦十二月
七日ごろにあたる。小雪に対して、
雪が多い意。
季語は以下の通りです。
・枯れ芒(すすき)
枯れ尽くした芒だが、枯れた穂が
風に吹かれているさまもまた趣が
ある。
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