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俳句 白露 其の二


俳句を作りました。
一年前に同じ時候で俳句を作ってました。
なので、其の二とします。
今回は三句です。詩を添えました。

俳句

金色に 輝く日差し 稲の花

川照らし 弾ける光 秋夕焼

片足を 失くしたばった 道歩く

僕の背丈より伸びた秋草が
葉先を伸ばして僕を誘う

草草の隙間を縫って
歩いてゆけば
陽射しが眩しく僕を迎える

目も開けられないほどの光が
僕の行く手に待っている

空を見れば鳥たちが
傾く陽射しに染まりながら
ねぐらへと帰りだす

法師蝉は遠く鳴き
虫の声が近くに響く

秋の夕焼け染まる前
もう一度歩きだす


時候は以下の通りです。
・白露(はくろ)
 二十四節気の一つで、新暦
 9月8日ごろにあたる。
 露が凝って白くなるの意。
・露(つゆ)、白露
 水蒸気が地表近くの冷たいものの
 表面に凝結して水滴になったもの
 をいう。秋に著しいので、単に
 露といえば秋の季語となる。
季語は以下の通りです。
・稲の花
・秋夕焼(あきゆやけ)、秋の夕焼け
 単に夕焼けといえば夏の季語である。
 秋の夕焼けは色も淡く、たちまち消え
 てゆく。
・ばった

角川文庫 俳句歳時記 秋


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