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秋の夜の公園は 虫の声で溢れてる 少し離れて 聞く声は 一つの音にしか 聞こえない ジッと…
雨の音 しずくの はじける音 雨の音だけが響き 静けさがひろがる ときおり車の 水をはじく…
僕は部屋の窓を開け 雨の音を聴きながら 午睡を楽しむ 静まり返る街の中を 雨は勢いにまかせ…
夜の街に灯りがともった どの家にも灯りがついて おだやかな、灯をともす ともされる、灯の…
日常は常の通りに過ぎて 人の些細なことに無関心 当たり前に目の前にある 鳥や、花や、木を見…
夜の空 星たちがひろがる 天の川は 青や黄や紫に彩られ 星の靄(もや)が 川のよう 小さな星…
暑い夏の季節が すぎようとしている 嵐が夏の暑さを 吹き飛ばしてくれる 嵐が通りすぎた後には 折れた木の枝や たくさんの木の葉が散り いつもと違う景色が残る 荒れた景色を眺めても 僕の目には映らない * ひとしきり 荒れた嵐は過ぎて 今は静かに 時間が流れる 今までと同じに見えるけど これが凪の時間だと 僕にはよくわかってる やがて必ず来る時化は 大事なものを奪うだろう この凪は僕を痛める いつまで耐えられるのか いつまで続けられるのか 僕は知らない
ツクツクボウシが鳴く スズムシも鳴く 道には落ち葉が散らばり 空は少し高く感じる 川の向こ…