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息子について(前編)

小4男子で発達はグレー
IQには問題ないものの就学前からADHDグレーと言われ、療育に通った時もあった。
就学前検診の時に教頭先生と普通級か支援級か話した時に、意思疎通がこんなにもできるから普通級がいいと言われ普通級に入った。 

とても活発で生き物が大好き。
図鑑を見るのが好きで虫についていつも詳しく楽しそうに話しくれた。
外で遊ぶのが大好きで家にいることの方が少ないぐらい。
夏は朝からセミとり。
部屋には沢山の虫がいた。

1年生の頃は学力向上コンクールで金賞を取ったり
なんでも頑張っていた。
ただ国語が苦手だったが、全くできない訳ではなかった。
通知表も先生の評価も悪くなく、
正義感の強い子。
皆の姿勢を正してくれたり、うるさくしてる子がいると注意してくれたりしてくれる。
お友達がちょっかい出されると助けてあげたり、
困っている子に最初に話しかけるのは息子だった。
先生はとても助かっている
と個人懇談で言ってくれた。

三学期になると国語についていけてないのが目立った。
心配になり発達診断の予約をした。
予約はかなりの待ちで2年生になってからの予約しか取れなかった。

小さい頃から中耳炎を繰り返していて、
中耳炎→滲出性中耳炎→中耳炎
を繰り返していて毎週耳鼻科通い。
あまりにも治らなさすぎるのと、言語の遅れを感じ病院を変えることに。
古い病院だったけど先生の腕は良く
息子が喋っていないのに
「この子言語遅れてるでしょ?」
とすぐに見抜いた。
耳の状態はかなり悪く、片方の鼓膜は黒紫に。
もう片方は色も悪く鼓膜が凹んでいるとのこと。
中耳炎を繰り返すのは″アデノイド肥大″と言われた。
初めて聞いた事だと伝えると先生は驚いた。
「これだけ状態悪かったら何回も切開したでしょ?」
と聞かれたが、切開をされた事も1度もなかった。
それを伝えると先生はまた驚いた。
今息子の状態は水の中に潜っている時に話し声を聞いてるのと一緒。
だから言語も上手に発音できないと言われた。
先生はすぐに大きな小児科専門の総合病院に紹介状を書いてくれた。

何年も通ったのにそんなに耳の状態が悪いこと
痛い治療を長いことさせてしまったこと
私は自分を責めた。

春休みにチューブ留置処置とアデノイド除去手術をした。
チューブ留置処置をした後、驚く程に言語もよくなり
小声で怒っていても
「聞こえてるよ!」
と息子に言われた。
それがとても嬉しかった。

小2になり発達診断。
IQ86でADHDはやはりグレー。
LDではないものの、漢字を覚えるのが苦手で文字がバラバラになってしまう。
だからノートに同じ漢字を何回も練習しても意味が無いと言われた。
診断結果や宿題の出し方を学校にも提出してもらった。

毎日楽しく学校に行ってると思っていた。
少し不機嫌に帰宅した日。
国語のノートを開くと右から左下までビッシリ2ページ書いた宿題の漢字が消されていた。
息子になんで消したのか聞くと
「ノートを飛ばして使ったから、全部消して書き直すように先生に言われた。
だから休み時間に全部消しゴムで消して書き直した」
と...
確かにノートを飛ばした息子も悪い。
でもわざわざ全部消す必要があったのか
苦手な漢字を一生懸命書いたのになぜ消さなければいけなかったのか。
消した場所は筆圧が強いせいで跡が残っておりとても使えない。
私は納得できなかった。
学校に電話をし、頑張って書いたものだから消させず次からは詰めて書くように指導してほしいと伝えた。
私から息子にもノートは詰めて書くように指導した。

2年生の時も
正義感が強い。
人を注意できる。
国語は遅れてるが一生懸命向き合ってる。
と個人懇談で聞いた。

授業参観の時。
息子の様子はおかしかった。
目をパチパチしていたのだ。
保育園の時にもあったチックが再発していた。
でも私は注目されて緊張してるだけだと思った。

2年生も国語の事を言われる以外は
発達のことを言われることは無かった。

そして息子にとって辛い3年生が始まる。
3年生は話が長いので次回後編。

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