
No.0040 ムダな仕事はもう、やめよう!
※約1780文字の内容の記事です。
前回の記事にて久方ぶりに読んだ啓発本?自己体験記?みたいな書籍のご紹介を。それは吉越浩一郎さんの著作であるこの二つです。
吉越さんはドイツ留学を経てメリタジャパンに入社、その後トリンプインターナショナルジャパンの社長を経て吉越事務所を設立、現在も東京とフランスで講演活動を精力的に行っているみたいです。
この2つの書籍は現在は取り扱っていないとのことですが、最近の書籍でも書いていることは基本的には変わらないと思います。海外勤務で行ってきたことを日本の企業に導入し、収益を退任されるまでずっと伸ばし続けて、日経新聞が選ぶ平成の名経営者の100人として選ばれています。
まずは「ムダな残業はもう、やめよう!」の中身を。こちらはこれから書く本の基本的なイロハを記述しているものです。実践的というよりかは自分がやってきた体験を「こういう効果があるんだ」と自らに説明している印象を受けましたね。ここでいう重要な点は…
1.人生の老後は「余生」ではなく「本生」であり、それらを楽しむために働くのである。
2.「仕事のパフォーマンス」=体力+気力・実力+能力 (ただし、体力>気力・実力>能力)
3.人間はデッドラインを複数決め(仕事を終わらせる時間、締め切りの時間、終業時間など)、デッドラインを守るための工夫(与えられた仕事の優先順位を決めるなど)凝らす
4.仕事は決断の連続であり、仕事のスピードは意思決定のスピードを比例する。よって手を動かしながら仕事を行う方が効率がいい、特に小さな意思決定は0分でも大丈夫
5.仕事は「気づきの力+選択する力」に優れている人が仕事のデキる人。全ての仕事をせずに捨てる部分はおもいきり捨てる事も重要
6.義理・人情・浪花節(略してGNN)は決断を妨げる要因ではあるが全てを無視できない。基本的は仕事はロジカルで行うものだが、時にはGNNも入れるのも重要である
7.自分に(またか会社に)役立ちそうなモノは徹底的にパクれ(略してTTP)
他にも細かいことが書いていますが、私が見る限り吉越さんが自身の経営で学び掴んだ事はこれら7つの項目になるのかなと思います。海外で働いていた事もあるので1番・3番・6番は国内企業で働いている方がこの発想に結びつくのはなかなか難しいのではないでしょうか?(もっとも、今のご時世では思いつく人が多くなってきていると思います)
2冊目の「どんどん決めて、どんどん動け」の方はさらに具体的に掘り下げたものとなっています。先述の書籍を補足する感じですね。
1.仕事は「ゲーム」である。真剣に勝負にこだわって取り組まないと勝てないし、そうでないと楽しくない
2.自分で判断できることは「即断即決」して「即実行」にうつす
3.「決断」とは直面した課題を放っておいた結果なので、適宜「判断」を行って「決断」させないようにする
4.自分では変えようのない与えられた条件(与件)を非難する暇があるのなら、自分の与件の中で出来る仕事を100%行う
5.「実行」とは、最終的な目的を達成するために「即断即決、即実行」を繰り返し、きちんと結果に繋げること
先に漏れず細かい点、あと個人的に相違がある点は省いています。また仕事のデキる人は多分に漏れず「自ら学び成長している人」と断じています。
厳しい条件下でも耐えて必死に仕事に取り組む事が成長を促し、大きな戦力になっていくとも記述されていましたね。
ちなみに2番には行うための5条件があり
「必要十分な情報を手に入れること」「自分に対するインプットを怠らないこと」「現場感覚を持ち続けること」「論理的な考え方を身につけること」「その上で判断し、必ず早めに実行し、完成させること」
がそうみたいです。
その結果の前回の記事「起点・始点を大事にする。まずはやってみる」や「判断する回数を増やすこと」をはじめ「複数の事象を行うための間の時間を減らす(理想は当然0)」という結論に至ったわけですね。
プライベートでも仕事と同様の事はしたくないと思ってましたが、人生を良くする、実りがあるようにするには経験の多さがモノをいうと思いますので、これから色んな事、やっていく所存であります。(何度でも仕切り直すさ)
最近の吉越さんの書籍だとこちらから読まれるのがいいかと思います。ご参考までにどうぞ(ダイマ)