No.0008 その仕事は利益につながっていますか?
※約1800文字の内容の記事です。
昨日は仕事疲れでPCも立ち上げずそのままご就寝→そのままお仕事の流れでnoteの投稿が出来なかったわーい…やっぱり継続というのは難しい。限られた時間の中で事柄の優先順位を振り分け、何をどうするのか、これは今後の課題ですねぇ…元々ものぐさなもんで…w
さて、年末年始の時間を利用して久しぶりに読破した本の感想を書いていこうかなぁと思いnoteに記録しておきます。後で自分も見直す事もあるでしょうしね…w
初版が2009年なので経営の本としてはひょっとしたら古典の扱いになるかも知れません。こちらの本は経営不振に陥ったアメリカの会社が「オープンブックマネジメント」なる経営手法で業績を回復させた経緯を元にどういう風にこの手法を取り入れるかを記述しています。
1.「オープンブックマネジメント」とは?
オープンブックマネジメントとは、会社の業績や財務諸表を従業員全員に公開し、その数字を分析して各従業員の立ち位置や部署の状況を明確化して会社を成長させる経営手法です。この本では「経営革新ゲーム」という名前で登場しています。ビジネスを決定づける要素を
「利益を上げて資金を作ること」
として結論づけ、それ以外の事はこの要素を達成させる為の手段でしかないと結論づけています。
さらに、「経営革新ゲーム」ではゲームを確立させるにあたっての経験からビジネスにおける高次元の10の法則を作り上げています。これくらいなら書いてもバレへんか…
1.自分が与えた分だけしか得られない 2.一人を止めるのは簡単だが、100人のチームを食い止めるのは困難である3.行動には必ず顛末がある 4.やるべきことをすぐに実行すべきである 5.自分でやる気になることだ 6.ファンはときどき騙せても、プレーヤーは絶対に騙せない 7.底辺を上げることは、頂点を上げることになる 8.自分で目標を立てれば、たいていそれを達成できる 9.誰からも注意を払われてないと、人は仕事の質にこだわらなくなる 10.変化はいつも頂点から起こる
また、これらの法則にのっとって経営・仕事を行い全体的に成長し続けていけば「最高レベルの思考をすれば、最高レベルの結果が手に入る」という法則の終着点とも言える域に達するとも書かれています。
2.読んでみた感想
さて、読み終えた感想なんですが、会社の業績を伸ばすために財務諸表を読み解くだけでなく、ボーナス制度を四半期にわけ、かつボーナスをもらえる業績に達成出来なかった時に次のボーナスに上乗せすること、経営における各項目の標準化(目標設定)など、中間管理職以上の立場の方にとっては耳の痛い話がたくさん盛り込まれている印象でした。
では従業員としては関係ないのかといえばそうでもなく、他部署などには密としたコミュニケーション(経営の年間計画、会議の全員参加など)を行うことが書かれてましたね。ビジネスにおいての一番の大敵は「無知」であるとのことなので、私も少なくとも最低限のこの業界の情報は仕入れようと改めて誓いました。
ただ、経営戦略を重きに置いているのでそちらの説明だけで終わって具体的事例にかけているのはちょっと説得力にかけるのかな?と。もう少し取り組んだ時の会社の状況や成功した事例、失敗した事例も入れてくれれば読者も納得して読めるのでは…ちょっと勿体ないですねそこいらは。
3.終わりに
財務諸表の数字を読むことで色んな事が分かり、これからどうしたらいいのか、目指すべき標準はどこにあるのか?標準を達成するためにどうすればいいのか?などなど学ぶべき所は多くありました。
オープンブックマネジメントの書籍はそれほど多くはないので全部を理解するのは難しい…と予想されますが、財務諸表に関しての書籍は数多くありますのでそちらを読んで個人的に数字に強くなってからオーブンブックマネジメントの手法を自分で活かせる所から始めるのをオススメします。
参考URL:オープンブック・マネジメントhttps://www.hrpro.co.jp/glossary_detail.php?id=119